匿名希望さんからのメッセージを取り上げて、吉村さんからお話伺いました。
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三上:はい、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの
吉村:吉村竜児です。
三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:はい、今日はね、メッセージを取り上げてご紹介していきたいと思います。匿名希望ですね、28歳の女性です。「友達以上恋人未満の関係の男性がいるんですけども、彼には本命の彼女がいます。どうしたらいいんでしょうか。」と、
吉村:なるほど(笑)
三上:質問がきています。今このメッセージを私読んでみて、いやあ、私の周りにもいるな、友達でと思いながら(笑)
吉村:うーん。「友達以上恋人未満」という表現はよく耳にすることがありますよね。
三上:うーん。なんか付き合ってないけど性的行為はするみたいなのとか。
吉村:そういうことなんですかね?定義がね、よくわからないんで。
三上:わからない。人によって違うと思いますけど。
吉村:そうですね。だから定義ということでいうと、なんとなく僕がいつも不思議に思うのは、「友達以上恋人未満」という言い方をしているということは、恋人は友達の上にあって、友達は恋人の下で、その間のところを「友達以上恋人未満」と言っているのかなと思うんですけど。
三上:ああ。
吉村:この時点で、ちょっと不思議なんですよね。だって、友達と恋人って人間関係というくくりでは一緒だけど、同じものではないじゃないですか。そもそも。
三上:そうですね。これ、勝手に順番つけてますね。
吉村:順番ね。だから、別に友達でありつつ恋人でもあるみたいな関係性だって、別にあってもおかしくないと思うし。
三上:たしかに。
吉村:ここで、その順位がつくのって、なんか「お雑煮以上きしめん未満」みたいな(笑)
三上:(笑)
吉村:それ、何のこと言ってんの?みたいな感じに聞こえちゃうんですよ。だから、ちょっと不思議だなというのがひとつあるんですけど。それもありつつのところで、ちょっと考察していきたいと思います。
三上:はい。どんな話が聞けるのかな?
吉村:(笑)多分、本当にそうなのかどうかはわからないですけど、恋人じゃないけど性的な関係はありますよ、みたいなことを指して言っているのか、定期的に二人で会って遊ぶみたいなデートみたいなことをしているけど、性的な関係にはなっていませんみたいなことを言っているのかって、これでもどういう関係性なのかって微妙に違うと思うんですよね。
三上:はい。
吉村:てなると、じゃあ、恋人って何をしたら恋人なのかというのもよくわかんないですよね。
三上:そうですよね。
吉村:だって、友達って思っているけど、向こうは思っていないみたいな話もあるじゃないですか。
三上:ああー、そうですよね。私はね、友達と思っていたのに、恋人と思っていたのに、みたいなね。
吉村:そういう意味では、恋人という概念も友達という概念も、定義がはっきりしていないんですよね。なので、当事者同士のお互いの定義が、合っているのかというところでみていくしかないのかなと思うんですよね。
三上:うーん。
吉村:だから、ここのその定義がずれていると、多分、まず当事者同士での認知の齟齬(そご)みたいなのが出てきて、結果的にね、その関係性がどこかでくずれていっちゃうということにもなりかねないと思うんですよ。
三上:うーん。
吉村:向こうには本命の彼女がいる。本命の彼女と本命でない彼女というのは、どこで見分けているのかというのもよくわからないですよね。本命の彼女とは人間関係をずっと続けたいけど、本命じゃない彼女は都合が悪くなったら切ってもいいと思っている、みたいな話なのかなとか、
三上:うん。
吉村:ちょっと、そこら辺がどうやって本命と2番3番とか順位つけているのかとか、よくわからないんですよね。一夫多妻制が認められているイスラム教の世界とか、多分あそこだって、第一夫人第二夫人って、単純に順番で決まっているんじゃないかと思うんですね。結婚した順番でね。
三上:ああ、そうですよね。自然とね。
吉村:そうそうそう。だから本命の彼女と本命でない彼女とかっていう関係性がどうなのかとかも、多分ね、色んなケースが有りすぎてよくわかんないところを、ふんわりと本命とか、遊びとか、友達以上恋人未満みたいな言葉でフワッと煙に巻いて本質を語るのを避けているだけ、みたいな感じの氣が僕はしてるんですね。傍から見てる分にはね。
ただそこでやっぱり出てくるのが、本命の彼女こっちにいます。で、友達以上恋人未満の方といますみたいなこの関係性って、じゃあ本命の彼女は、28歳の女性と友達以上恋人未満の関係の人間関係があるって知ってるのかなみたいな。知らないとしたら隠してお付き合いをしているという話なんじゃないかなと思うんですよ。
三上:うん。
吉村:だから、そうすると隠し事があるということは、なんで隠し事をずっと続けているのかといったら、おそらく本命の方の知るところになったら、この関係性がくずれるという前提があるから、隠しているということだと思うんですよね。この関係性は、言ってみたら安定していないわけですよ。
三上:うん。
吉村:安定的な関係性じゃないじゃないですか。
三上:そうですね。本命という彼女がいたり、こっちにいたり。
吉村:そうそう。本命の人が「いや、知ってますよ」と、「私とは別にお付き合いしている人がいるの知っていますよ」、「あっちの人もこっちの人も、本命の人がいて知っていますよ」って、それでもお互いそれでOKですよねっていう感じで、この関係性が続いているんだったら、多分、別に誰に咎められることもなく、別に本人達が嫌になるまで続けていける、続けていくことができることだと思うんですよ。
実際には、いざ結婚みたいな話になっていった時に、両方の親たちが出てきたりしたり、話がこじれる可能性が高いとは思うんですけど。
三上:うんうん。
吉村:僕は、別に恋愛とか結婚とかって、結婚って前に、ただの契約だっていうことは、別の回でお話しさせていただいているぐらいなんで、あんまりそこに対しての絶対視だったりとかね、ファンタジー的なものとかあんまり無いんですけど。じゃあ、契約として考えた場合、大事なことは、双方が隠し事なく、ちゃんと約束を遂行していけているかどうかということだと思うんですよね。
三上:うーん。
吉村:これは、契約と捉えたほうがいいよねという話は、僕は、恋人同士とか友達同士でも、結局のところは契約みたいな話だと思うんですよ。
三上:うーん。
吉村:だから、お互いがちゃんと合意してこれが続いているという状態は、双方が大事にしていく必要があって、その場合に、この契約に関わることに関してはお互い隠し事なくいきましょうねというような暗黙の了解というようなものがあって、契約って成り立っているわけですよね。
だからもし、こっちの本命の彼女に知られないようにコソコソしなきゃいけないというのがずっと続いているんだとしたら、それって結局、この関係が崩れるリスクをいつも持ったまま、爆弾抱えたままやっていますみたいな感じになっちゃうから、結局、隠しているということは隠されている方は、言ってみたら騙されているのと一緒なわけですよ。
三上:(笑)
吉村:(笑) なんかね。私とこの人は恋人同士で、他の人が入ってこない「私が思う恋人同士とは」みたいなところに、この二人はいると思っているところに、別の人がいるという話になって、しかもそのことを私は知らないとなったら、この人はこっちの本命の彼女に対しては誠実とは言えないですよね。
三上:そうですね。
吉村:ここでは、言ってみたらフェアではない、情報格差とかが(笑)
三上:大きい、大きい。ほんとに(笑)
吉村:関係性の格差が生まれているわけですよね。だから、例えば、これが本当にまた別の契約でね、「私が他の女性と付き合っても、あなたは文句を言いません。そのことを知らなくても、文句を言いません」みたいな契約書を出して、こっちの本命彼女の方が、「あ、それでもいいですよ」とサインしたのならいいと思うんですけど、果たしてそういう契約でサインするかな?みたいな話ですよね。
三上:そうですね。
吉村:(笑) 考えると、だからこの関係性って、あんまりこの当事者の間でフェアな状態ではないですよね。
三上:うーん。そうですよね。今お話聞いて、これを機にちゃんと話し合って、コミュニケーションをとって、しっかり本人さんもこれからの先をしっかり考えているのであれば、ねえ。
吉村:そうですね。僕は本当にぶっちゃけて、突き詰めて考えたら、世の中本当は多夫多妻制でいいと思っているし、恋人みたいな関係性も別に多数いてもいいぐらいに思っているんですよ。ただ、その間で隠し事が起きているということに問題があると思っているんですね。
三上:ええ。
吉村:例えば、僕が複数の方とお付き合いしているけど、その相手の方も、僕以外の複数の方ともお付き合いしているというのが、「はい、それでもいいですよ」というようなことだったら、別にそれでいいと思っているんですね。
三上:うーん。
吉村:ただ、それで社会をまわしていくとなると、それに合わせた社会でないと結構厳しいと思うんですよね。だって今だって、まだ何か色々偏見があったりとか、あとは親が誰だかわからない子供が豊かに暮らしていくのって、すごい難しい世の中なわけですよね、今って。
三上:そうですね。
吉村:これが、「別にみんながみんなで、みんな家族で、生まれてきた子どもは、社会みんなで育てていこうよ」みたいな感じになっていたら、全然いいと思うんですよね、それで。
三上:うん。
吉村:ただ、現状そうじゃないから。この制度の違いみたいなこととも、また摩擦やあつれきが起きる可能性を秘めたまま、多夫多妻制をやっていくとなると、結構なエネルギーがいるというかハードルが高いと思うんですよね。
別に、「よし、そのハードルを越えていくぞ」という人たちがいても全然いいと思うし、そこは、別にそういう人達が現れたら、全然、僕応援するんですけど。ただ、要は、嘘偽りとか隠し事が起きちゃうという、そこが一番の問題だと思うんですよね。
三上:うーん。
吉村:なので、「本命彼女は、私のこと知ってるの?」みたいなね。「なんだったら、私、挨拶しに行くけど」ぐらいな感じの (笑) それで、「いや、それやめて」となったら、この関係性はちょっと考え直したほうがいいのかもしれないなということですね。
三上:ですね。いや、でもそれをね、今、コメントでメッセージをいただいているということは、色々思っているからこそ、質問するというのが目にみえてわかりますからね。
吉村:良くも悪くもないんですけど。それを続けていくにあたって、どこかに嘘偽りとか、あるいはそのしわ寄せをくっている人がいたら、ちょっとそれってなんとかしたほうがいいですよという話ですね、きっと。
三上:はい。ということで、今日は匿名希望でメッセージいただきましたけども。いやあ、吉村さんのお話聞くと、なんか色んな感覚的に、最初はこんな話よく聞くなあというふうに入って読んでいたんですが、やっぱり考え方が広がりますね。あと、自分のこうでならないといけないという考え方も、改めてこういうふうに考えていたなと私も氣づきました。
吉村:はい(笑)
三上:ということで、是非ね、匿名希望さん、これを取り入れてみて、次に会うときは質問を投げかけてみたりして、聞いてみてはいかがでしょうか。是非、友達以上恋人未満が周りにいる方、このポッドキャストをシェアしていただいて、たくさんの方に聴いていただきたいと思います。吉村さん、本日もありがとうございました。
吉村:ありがとうございました。
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