同調圧力とは?日本人が群れたがるのはなぜ?
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三上:みなさん、こんにちは。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、気功ヒーラーの、
吉村:吉村竜児です。
三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:はい。さあ、今日はですね、日本人は特に多いんじゃないかなということで、「同調圧力」というテーマでお届けしていこうと思います。そもそも、「同調圧力」とは、どんなことを意味するんでしょうか。吉村さん。
吉村:はい。「同調圧力」って、ネットで検索すると、いろいろ解説しているページとか出てくるんですけど、そのひとつを読み上げますと、「同調圧力とは、少数意見を持つひとが、多数意見に合わせるよう、暗黙のうちに、強制するものです」みたいなことが書かれているわけですね。
三上:うーん。なるほどですね。今ね、学生の頃に、いじめられたことを、ちょっと思い出しましたね。
吉村:あ、そうですか。
三上:なんかね、周りの意見に流されて、みんな、そう。いじめないと、自分がいじめられる、みたいなね。
吉村:あー、はいはいはい。
三上:そこも、同調圧力リーダー格がいて、自分の意見に従え、みたいな感じで、みんな、型にはまって出ない、という。
吉村:うーん。言ってみたら、脅迫されているわけですよね。その、「あいつ、いじめちゃおうぜ」みたいな、それで、それにのってこなかったら、「お前、のり悪いやつだな」みたいなので、今度は、そのひとがターゲットされてしまうみたいな。
三上:そう。
吉村:結局、それって、一種の脅迫が、まずあって、周りのひとたちというのは、結局、自分がターゲットにされたくないというのがあるから、目立たないように、みんなと同じことをやろう、みたいなふうに思うことで、ほんとは、そのひとに恨みとかあるわけでもないのに、一緒になって、いじめるとか、無視する、みたいなことになっていっちゃう。なんか、変な空気の読み方みたいなのが起きるわけですね。そうすると、別に、その、リーダー格のひとが、ああしろ、こうしろと言わなくても、先読みして、みんなと同じようにしておけば、安全だろうみたいな、それって、言ってみたら、世間体を気にするひと、みたいな、ね、ひとたちがやっているのと同じだし、空気読めないことが、よくないこと、というふうな、語られ方が、かなりあるじゃないですか。「あのひと、KYだ。」
三上:言われますね。ありますよね。
吉村:それって、空気読んで、みなまで言わなくても、同じように振る舞うべきである、という、考えがあるわけですよね。そうすると、ちょっと、そこから、はずれるひとは、出る杭は打たれる、みたいな感じで、攻撃されたり、陰口を言われたりすることで、ひとと違うことを、すごいしにくい状況が作られているということですよね。だから、たとえば、それがあるから、残業頼まれたら、残業代出ないのに、残業しないわけにはいかない、みたいな状況になってしまったりとかも、起きるし、たとえば、今なんかだと、タバコ吸わないのが、いいことだとされているから、タバコ吸うひと、どんどん減っていっているわけですけど、僕が中高生のときとかって、ヤンキー文化全盛みたいなときっていうのは、結構、男子とかは、タバコを吸ってないと、なよなよした、弱いやつ、みたいな見られかたするから、そのために、タバコを吸って、一応、自分は、強い男子の仲間だぞ、みたいな、ポジションをとろうとしたりということがね、あったりするわけですよね。自分の意見とかは、関係ない。言いたいことがあっても、言えなくて、みんなに合わせるしかない、というような選択肢がない状態に、追い込まれているわけですけど、今なんか、コロナ禍で、みんな、マスクするべきである、みたいな感じになって、外歩くときとかも、みーんな、マスクしているんですけど。
三上:そうですね。外では、今、熱中症とかで、無理せず、みたいな感じもね、出てますけど、やっぱり、みんなしてると、ああ、自分だけ、みたいな感じになっちゃいますもんね。
吉村:そうですよね。それって、結局、マスクしなきゃ、駄目だ、駄目だって、散々言い続けたから、みんなが、じゃあ、マスクするもの、みたいな、なんか共通の認識が出ちゃったから、実際に、それで、熱中症で倒れるとか、体育の授業で、倒れる子とかが出ても、で、これは、まずいなとなったんで、無理しないようにしましょう、みたいなこと、言い出しているんですけど、結局、マスクしなきゃ、駄目だ、という、そっちの圧力があまりにも、強すぎたから、ここで、ちょっと、無理しないようにしましょう、と言っても、しなきゃ、駄目だ、がずっと残っちゃって、はずすタイミングが伺えないみたいな、状態になっちゃているわけですよね。結構、海外の様子とかを、ニュースとかで、みると、海外のひとたちとか、全然マスクしないで、普通に、大勢のひとがいるところに集まって生活とかしているから、だいぶ状況は変わってきているんですけど、日本国内では、マスクするのが当たり前みたいなのが、できあがっちゃているから、たぶん、マスクして外歩いているひとたちも、これ、あんまり要らないんじゃないかなと思っているひとも、だんだん増えてきていると思うんですね。
三上:うーん。そうですよね。
吉村:でも、まあ、ここでね、じゃあ、一番最初にマスクはずすひとには、なりたくないしな、みたいな感じで、これが続いている、ということなわけですよね。
三上:うーん。
吉村:これが、だから、日本の社会って、結構、同調圧力が強い状態になっているというふうに、言えるわけですけど、でも、まあ、実際、それって、僕たちのこころのなかで起こっていることにすぎないから、いわゆる、空気読めないひとだったら、いくら、周りが、こうしろ、こうしろって、プレッシャーかけたとしても、全然そういうの気にしないで、マスクしないで、歩いているひともいるわけですよね。どうしても、そういうひとたちって、少数派にはなってしまう。
三上:そうですね。
吉村:そんなようなことが起きているんだけど、だから、受け取り手のほうが、受け取らなければ、その同調圧力って、別に、なにか、ほんとうに、強制力があるものでもないし、マスク着けているひとが、みんな、ほんとうに、同調圧力を発しているのか、といったら、あんまり、そんなこともない、わけですよね。だから、現状、多くのひとが、これをやっているから、なんとなく、それをやるのが当たり前という、無意識の、刷り込みが日本人にされているために、起きちゃっている現象なわけですよ。だから、この同調圧力って、別に、現実のなかに存在している、リアルな圧力ではないんですよね。これが、もし、だって、現実だったら、測ることができそうじゃないですか。だって、気圧とかって、今日の気圧は、何ヘクトパスカルとかって、出るわけですよね。計測できるわけじゃないですか。機械とか使って。同調圧力というものが、ほんとうに、リアルに存在していたら、マスクに関する同調圧力は、なになにヘクトパスカルですね、みたいなことが言えるはずなんですよ。だから、そうすると、ちょっと、今日は、同調圧力強いんで、外出するときは、気をつけましょう、みたいなことが可能なはずなんですけど、そんなことできないじゃないですか。
三上:うーん。
吉村:ということは、僕たちの、頭の中で起きていることで、現実ではないんですよね。。
三上:うーん。たしかに。無意識のうちに、そうしてますもんね。
吉村:そうなんですよ。だから、別にその、そういう、みんなと同じことをやるべきであるという、常識が特にない国だと、別に、自分は、要らないと思っているから、着けません、みたいな感じのひとたちが出てきて、そっちがだんだん、多数派になっていくみたいなことが起きるわけじゃないですか。それって、現実みたときに、コロナで亡くなっているひとって、少なくなっているよね、とか、毒性上がってきているみたいだから、別に、そこまで気をつけなくていいんじゃない、みたいなのが、たとえば、感染者数に対する、重症化するひととか、亡くなるひとの割合とか、みていったら、現実的に考えて、もういいんじゃない、というふうになっているんですけど、結局、今の日本で起きていることって、現実で、数字が出ても、でも、とりあえず、マスク着けておかないと、みんなの目がこわいから、着けておこう、みたいなのが、続いているということだから、現実をみていないんですよね。
三上:うーん。
吉村:だから、ここの同調圧力に対して、同調圧力に負けない自分になっていくには、どうするか、みたいなことを考えたときに、ちゃんと、現実に即しているのかどうかというのを、考える。たとえば、クラスのリーダー格の、圧の強いひとが、いじめちゃおうぜと言ったときに、そのひとをいじめることで、一体、どういうことになるのか、とか、人をいじめることが、正当化される、正当な理由みたいなものが、果たして、あるのだろうか、とか、自分がいじめられたら、嫌だなと思っているのに、それを他者にやることが、果たして、真っ当なことなのだろうか、とか、なんかそういうことを考えたら、みんながやっているから、とりあえず、それに合わせて、やろうという発想にはならないと思うんですよね。そこって、その、現実ちゃんとみてないから、よくわかんないけど、みんながやっているから、まあいいか、みたいなことになっているんですよね。だから、きちっと、現実をちゃんとみて、何が適しているのか、今ここで、選ぶ選択肢として、自分がどう生きていきたいか、どうありたいか、ということと、自分の選択が合っているのか、どうか、ちゃんと考えたほうがいいと思うんですよね。
三上:うーん。たしかに。日々のなかで、こういった、同調圧力って、多いかもしれませんね。
吉村:そうですね。
三上:気づかないうちに、多いかもしれません。あー。なるほど。
吉村:果たして、現実みろって、僕は言ってきましたけど、じゃあ、その現実って、何なんだ、ということを、また、次回、お話できたらなというふうに思っています。
三上:はい。次の回で、「現実って、何」について、詳しく伺っていきたいと思います。とても気になります。はい、今日も、ありがとうございました。
吉村:ありがとうございました。
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