134. 潜在意識とは

番組の中でもよくでてくる潜在意識について吉村さんが詳しくお話しして下さいました。

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三上:はい、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、気功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。さあ、今日のテーマは、前回もちょっとお話しのなかで、ちょこちょこね、回を重ねて、出てくるお話で、「潜在意識」という言葉をよく耳にしますけど、改めて、この潜在意識、ふんわりとわかるんですけど。改めてきいてみたいなと思います。

吉村:はい。そうですね。潜在意識が大事だという話は、結構いろんなかたたちがしてるんで、心理学とか、スピリチュアルとか、コーチングとかの分野のひとたちは特に、潜在意識の話、よく出てくるんじゃないかなと思うんですよね。もしかしたら、スピリチュアルの分野だと、潜在意識はなじみがないというひとたちもいるかもしれませんけど、ざっくりした定義をお話しすると、潜在意識というのは、まず顕在意識というものの対になるもの、その反対側みたいな意味合いなんですよ。顕在というのは、既に表れている、目に見えているところに表れている。潜在というのは、隠れているとか、見えてないという意味なんで、顕在意識と潜在意識というのは、要するに、既に見えてるとか、自分が自覚している部分の意識と、それ以外の見えてないとか、自分のきづいていない部分の意識ということなんですよね。だから、たとえば、無意識というような言葉で、表されたりする場合もありますよね。たとえば、無意識で何かをしてるとか、いうような、言葉で表現されるというのは、意識がないけど、なんかやってるみたいな、ね。

三上:うーん。

吉村:意味合いだと思う。意識がないんじゃなくて、要は自分が気づいていない意識がいる。それが何かをやっているというようなことなわけですよ。

三上:わかりやすい。ふふふ。

吉村:はははは。はい。で、顕在意識と潜在意識が対になっているというと、なにか同じぐらいの大きさのものが、ふたついて、そのどっちかみたいなふうにきこえるかと思うんですけど、

三上:はい。

吉村:実際は、その、無意識の領域のほうが圧倒的に広いわけですよ。潜在意識がやっていることのほうが、ものすごくたくさんあって、僕らの意識全体をみたときに、顕在意識、自分たちが気がついてわかっている、自覚のある部分の意識というのは、本当に、ごくわずかで、それ以外のものすごい膨大な領域で何かが行われているんだけど、それは、僕たちの顕在意識は気がついてないわけですね。

三上:うーん。

吉村:これをよく、潜在意識のことを説明している本とかをみると、氷山のイラストと一緒にね、氷山の、見えている部分というのは、水面に浮かんでいる氷山の一角と同じぐらいで、大部分の氷山というのは、要は、水面下に沈んでいるんですよ。なので、こういう見えている部分というのは、ほんのちょっとで、大部分の潜在意識は、ものすごい膨大で、これが一般的には、3対97ぐらいの、氷山というのは、水面にものすごい大きい氷山があるなと見えていても、実はその水面下の、凍っている、氷の塊が、圧倒的にものすごい大きいんですよね。

三上:うーん。

吉村:氷山にぶつかったりすると、沈んじゃうというのは、実は、その目に見えている部分だけじゃなくて、ものすごい、とんでもなく大きな氷の塊が、ドーンとあるから、船とかあたっても、船のほうが、ぺしゃっといっちゃうわけですよね。

三上:たとえば、怒っている、自分がなにかイライラして、怒っている、そのなかの潜在意識は、いろんなこととか、いろんな感情とかいろんなものが合わさってということですか。

吉村:そうですね。いろんなことがあって、それでその結果として、顕在意識で、なにか感情表現があらわれて、自分怒ってるなという状態になるわけですよ。でも、結構、自分は怒っているのに、怒っていることに気がついてないひとって、見たことありません?

三上:あります。昔はそうでした。なんで怒ってんだよというひとがいましたね。

吉村:なんで怒ってるのかという部分がわからなくて、でも怒っているという、なかには、怒ってなんかいねえよ!みたいな感じのひとがいるじゃないですか。いや、怒ってるよねって、何回もそれを。ふふ。そういう人たちって、別になにかボケをかましているとかじゃなくて、本当に、自分が怒っているということに気がついていないから、怒ってねえよ!って言うんだと思うんですよ。

三上:うーん。

吉村:こっちからみたら、明らかに怒っているじゃないですか。

三上:いますよね。

吉村:ということは、本当に、ひとって、自分が気がついてないところで、何か勝手に行われているというのが、すごく多いんですよ。だから、ほとんどのことは無意識に行われてて、自分が意識できている部分というのはほんのわずかなんですよね。だけど、無意識って言葉を使いましたけど、要は、無意識だけど何か起きているということっていうのは、要は、意識がないんじゃなくて、ただ隠れているということなんですよね。だから、それに対して、隠れていない部分の顕在意識と、隠れている部分の潜在意識という言葉で、表すほうが、より適切だと思うんですよね。今のは、無意識という言葉を使うなという話では全然ないんですけど。ちゃんとそういうことなんだよというのがわかってって使っているほうが、ちゃんと本質が捉えやすいですよね。

三上:うーん。なるほど。わかりやすいですね、そのほうが。でも、やっぱり、一般のかたというのは、今の具体例の話もありましたけど、ほとんど潜在意識に目をむけていないし、知るきっかけというのが少ないですよね。

吉村:でしょうね。そういう興味があって、たとえば、心理学の勉強とか、本とかを読む機会があれば、ああ、こういうものなんだなという、知ることはあると思うんですけど、そういうのと無縁な生活をしていると、たぶん、なかなか、そういうものがあるとか、それがどのぐらいの力を持っているというのは、全くわかってない部分が多いと思うんですよ。でも、ちょっと普通に考えると、たとえば、自転車に乗れるようになるみたいなプロセスがあるじゃないですか。

三上:はい。

吉村:今はね、ストライダーとか、すごい便利なものができて、ちっちゃい子が自転車乗れるようになるのがめちゃめちゃはやいんですけど、僕の頃とかは、自転車にいきなり乗らされて、自転車の後ろを僕の父がつかんだ状態で、「大丈夫、手はなさないから、とりあえず自転車こげ」と言われて、「わー、わー」とか言いながら、自転車こいでて、「大丈夫?できてる?」とかって言って、「あれ?お父さんの声がきこえない」と思って振り返ったら、ついに父親が手を離していて、わー!みたいな感じで、パタンとこけてみたいな、そんなのを繰り返して、痛い思いをしながら、自転車を乗るのを覚えていくわけですけど、たとえば、自転車なら、右側に倒れてきたら、ハンドルをちょっとだけ右切って、こぐことで体勢が立て直せるとか、そういうのでバランスをとる練習を最初はめちゃめちゃ頭で考えながらやるわけですよ。

三上:うーん。

吉村:だけど、そのうちに、最初から自転車こいだら乗れるという状態になるわけですね。それは、結局、自転車乗れますという状態になったときには、からだがどっちにどれぐらい傾いてるから、ハンドルこっちに切らなきゃとか、そういうのを全く考えなくても、勝手に自転車こげるようになるんですよね。

三上:うーん。

吉村:このバランスをとるために必要な、ものすごいたくさんの情報を、要は自分の顕在意識では意識してなくても、すごい情報処理が行われているわけですよ。

三上:あー、なるほど。

吉村:あとは、お箸持ってご飯食べるのも、最初の頃は、うまく持てなくて、親から「違う」とか、手をビシッと叩かれたりしながら覚えたりするわけじゃないですか。だけど、一回、使えるようになっちゃうと別に何も考えなくても、勝手に食べ物が口のところまで運ばれてきて、みたいな状態になるわけですよね。これって、一度覚えたことは、いちいち考えなくてもできるようになってるというのは、要は、潜在意識が情報を全部おぼえてくれて、代わりにやってくれるようになってるっていう状態なんですよ。

三上:うーん。なるほどですね。

吉村:おそらく楽器を弾けるひとたちとかも、多分そんな感じになってるんじゃないかなと思うんですよね。小さい頃は、指使いとかを一所懸命おぼえてって、やってたんだけど、それができるようになると、あんまり考えなくても、指が動くようになるとかね。そういうふうになっていくんで、だから、潜在意識って、かなりいろんなことを、僕たちの日常生活を助けてくれている部分がすごく多いんですけど、

三上:うーん。

吉村:逆に、悪い癖がついちゃうと、悪い癖みたいなのを潜在意識は自動再生するから、

三上:ああー。

吉村:だから、たとえば、ひとと比べないほうがいいとわかっちゃいるのに、比べちゃうというのは、その、人と比べるということが、潜在意識のなかに、これがいつものルーティンですと書き込まれちゃってるから。

三上:ああー。

吉村:それを繰り返すようになるわけですよね。

三上:いやー、わかりやすい。そうか、潜在意識についても、自分のなかで、認識しながら、なんかこうなってるなとなったときに、ちょっと、見直すところも大切になってきますね。

吉村:そうですね。

三上:インプットされてるってことですもんね。

吉村:それって、本人が気がついてないうちに、自然と、日常生活のなかで、知らず知らずにインプットされてることとかも、めちゃめちゃいっぱいあるわけですよ。

三上:ああ。

吉村:たとえば、生まれてすぐの子は、言葉しゃべれないじゃないですか。

三上:はい。

吉村:でも、今ね、僕ら、普通に日本語で会話してるってことは、かなり日本語つかいこなしているんですけど、でも、それって、結局、日本語とか日本文化のなかの、いろんな、無意識にみんながやっている、約束事みたいなものが、もう全部、小さい頃に、刷り込まれていった結果として、日本人らしいコミュニケーションのとりかたみたいなものを身についてしまっているわけですよね。

三上:うーん。

吉村:だから、かなりすごいことをやっているわけですよ。だって、これ全部頭で考えながら、この言葉はこういう意味で、とか、このひとがこういう表情でこういう言葉を言ったときは、たぶんこういうことを考えているから、それに対しての僕のリアクションはこうで、とか、全然そんなこと意識してやってないじゃないですか。

三上:うーん。自然と、ですもんね。

吉村:それは、潜在意識が代わりにやってくれてるからできていることなんですよね。

三上:いやー、わかりやすいですね。解説というか、この、潜在意識について。たぶん聴いているみなさんも、わたしも含め、あ、なるほどね、潜在意識ってこういうことなんだって、今ちょっと、改めて、確認しながら、日常のなかで、潜在意識って、しっかりあるなと思いながら、わたしはきいてました。

吉村:そうですね。実は、これって本当に潜在意識とは何かとか、どんなことしてるのかという話のかなり初歩の初歩の話なんで、実際には、僕たちが気がついていないんだけど、僕らの意識が自動的にやっていることとか、なにができるのかというところは、もっともっとすごい、膨大なすごい、壮大なことをやっているんですよ。それを研究しているひとたちがいて、潜在意識をうまくつかいこなせたほうが、物事がうまくいくよねという話があるわけですよね。でも、じゃあ、どのぐらいのひとが、どのぐらいのレベルで使いこなしているのかとなると、これは、また、なかなか、ピンキリだったりするんじゃないかなとは思いますね。

三上:いやあ、なんか深いですね。ふふふ。

吉村:潜在意識、相当深いですよ。たぶん、多くのひとたちが思っている以上に、膨大で、氷山の3対97の割合よりも、全然もっと、零点零いくつぐらい、対、みたいな、ぐらいのものだと思いますよ。実際には、潜在意識って、個人のことだけじゃなくて、周りの環境にも影響を及ぼしているし、たとえば、僕と三上さんがこうやってインターネット越しに会話をしているときにも、僕たちの潜在意識同士は、情報交換を、時空を越えて、行っていると僕は思っているんですよ。

三上:うんうんうん。

吉村:それがあるから、人と人が、言葉を越えたところで、何かつながるようになったりとか、考えや感情が伝わるとか、あるいは、なにかシンクロが起きるみたいなことにもつながっていく。潜在意識って、かなりいろんな可能性を秘めているというか、これからの時代、もっと潜在意識のことが解明されて、僕たちがちゃんとうまく潜在意識を使いこなしていけるようになったら、本当に、世の中自体が変わっていくような分野の研究なんじゃないかなと思いますよね。

三上:はあ、なるほど。その潜在意識の感覚って、徐々に変わってきているなと思いますけど、もっと、さらに、今後、変わっていくんでしょうね。

吉村:そうですね。

三上:いろいろなことを知っている吉村さんが言う、おっしゃったからこそ、これから潜在意識というのは、改めて、深いという言葉ひとつでは表現できないなというふうにも感じました。これからも、こういった潜在意識という言葉、ちょこちょこ、出てくると思いますので、今日は、潜在意識について、改めて、吉村さんに詳しく、うかがいました。わたしも改めて潜在意識について、学ばせていただきました。ありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。