107.潜在意識の書き換えについて

ハンドルネーム、まきそんから頂いたメッセージを取り上げて吉村さんに伺いました。

 

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三上:はい、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。さあ、今日はですね。メッセージを読み上げて、テーマ取り上げていこうかなと思うんですけど、回を重ねる度に、本当に色んな方からのメッセージが来て感想とかね、有り難いですけども。

吉村:そうですね。

三上:まずはですね、ハンドルネーム、まきそんさんからのメッセージ読み上げたいと思います。
「吉村先生、お話がとても分かりやすく、また吉村先生と三上さんの笑い声が大好きで、楽しく拝聴しています。」ありがとうございます。

吉村:ありがとうございます。

三上:さあ、質問は潜在意識についてです。
「潜在意識とは何なのか。分かっているような、分からないような掴みづらいものなので、教えてほしいです。
また、潜在意識の浄化、書き換えという言葉を聞きますがその方法と、潜在意識が浄化された、また、書き換えられたと実感できるしるしみたいなものがあれば知りたいです。よろしくお願いします」と来ています。

吉村:はい。なるほどですね。

三上:よく出てきますね。潜在意識という言葉はね。

吉村:そうですね。はいはい。潜在意識というのは、顕在意識という概念と対になっている言葉なわけですよね。
僕達の意識というのはこれも結構掴みどころのないものですけど、
なにかものを考えたりとか、なにか感情を感じたりとかなにか判断したりとか、そういうのを僕達は自分達の意識でやっているというふうに思っているわけですけど、その中で、分かっていてやっていることってありますよね。
意識的に、例えば「今なんか喉乾いてきたな、水飲みたいな。よし、水道で水汲んで飲むぞ。」とかっていうのは、考えて意識してやっていることだから、何やっているかって自覚をもってやっていることじゃないですか。

三上:はい。

吉村:それに対して、僕達は無意識にやっていることって実は結構あるわけですよね。何かやっているということをあんまり考えてはいないけれどやってること。
例えば、分かりやすいところだと、初めてでやったことがなかった難しいことが、繰り返しやっているうちに、あんまり考えなくてもできるようになっていることっていっぱいあるじゃないですか。
例えば、お箸を使ってご飯を食べるみたいなことであったりとか、楽器演奏される方なんかはかなりそういうことあるんじゃないかと思うんですよね。
指の使い方というのを、最初は考えて、1、2、3とやっていたところが、もうずっとやっているうちに、楽譜を見たとか頭にメロディーを思い付いたら指が勝手に動く状態になるとか、あとは、自転車の乗り方とかもね。自転車に乗ってバランスを取るとかも、かなり高度な体の使い方をしているわけですよ。
例えば、自転車がちょっと右に傾いたら、ハンドルをちょっと右に切って漕ぐことで、バランスが戻るみたいなね。左に傾いたら左に切ってというのをやっていて、
それを初めてやる人というのは、頭で考えながらやっているからすごいゆらゆらしながらバタンとこけちゃって、とかしながらやっていくわけですけど、
慣れてくるとバランスをとるということが、もう無意識にできるようになるから自転車乗っている人達というのは、
「よし、バランス氣を付けるぞ」とか、思わなくてただあそこの角を曲がろうということしか考えなくても、ちゃんと自転車に乗れるわけですよね。

三上:うーん。

吉村:というのは、もう顕在意識で意識してやらなくてもできる状態になっていることというのは、実は潜在意識の中で、もうその手順みたいなのが出来上がっているから、勝手にやってくれるわけですよ。
自分がやっていることの中で意識しないでやっている・無意識にやっていることというのは、
実は潜在意識にそのプロセスを渡しちゃって、潜在意識に代わりにやってもらっているわけですよね。

三上:うん、うんうん。そうですね。今、私達が何も考えずにこう話がきたのは、話を返すみたいな、頭で考えずそのまま聞いたものを、いつの間にか言葉で返しているというのも、潜在意識になっているということですよね。

吉村:そういうことですね。結構、僕達が自分が何をしているかとか、何を言っているかというのを、一応頭で考えて言ったりやったりしている部分ももちろんあるんですけど、
かなり考えなくても、もうできるようになっちゃっていることとかに関しては、自動的にやっているみたいなことが結構あるわけですよね。
そういうのっていうのは、実は潜在意識の中に自動的にやるプログラムみたいなのが形成されて自動的にやってくれているから、いちいち頭で考えなくてもできるとか自動的にそれが遂行されるみたいな状態になってるからなんですよ。

三上:うんうん。

吉村:これがいってみたら、ご飯食べる時にお箸を使うとかというようなことはできた方がいいわけですけど、このプログラムというのが、たまにエラーが起きてしまうことがあるんですよ。
例えば、お箸の持ち方を間違って覚えてしまった人とかって居るじゃないですか。そうすると、すごい変な持ち方してご飯食べている人とか、たまに居ますよね。

三上:たまに居ますね、レストラン行くとね。

吉村:そうそう。あれっていうのは、結局、間違った形で覚えちゃったから、もう無意識にその形が再現されるようにプログラムが組まれちゃっているわけですよ。

三上:うーん。

吉村:まあ、別に、それでもご飯食べていけるんだったらお箸を使ってご飯を食べるっていう目的は、まあ達成されるから絶対にダメということはないんですけど、
例えば、その為にすごい力みがあったりすると、ご飯食べる度に手が痛くなるみたいなことに繋がっちゃうかもしれないし、そこはまあそれ程大きな問題ではないと思うんですけど。
例えば、実は物事に対してどういう解釈をするか意味付けをするかということも、潜在意識の中にこのことに関してはこういう解釈をするみたいなプログラムが形成されていくわけですよ。
そうすると、特定の話をされただけで、いきなりキレる人とかたまにいたりするわけですけど。

三上:うんうんうん。

吉村:それって、別に話の内容を全部、その人が頭で理解して精査して、「この人は、こういう意図でこういうこと言ったんだな。だから、別に僕のことを侮辱しようとして言っているわけじゃないんだな」ということが分かれば、別にキレたりしないわけですよ。

だけど、このワード、イコールなんか侮辱の言葉という意味付けが・リンクが潜在意識の中にできていると、そのワードを聞いただけで「この人は僕のことを侮辱している。許せん」みたいな反応が起きるわけですね。これっていうのはいわゆる思い込みみたいな話ですよね。

三上:うーん。

吉村:あとは、過去のトラウマみたいなことで、例えば、小学校の時に僕のことをいじめていた子が眼鏡をかけていた、となったら、眼鏡をかけている人をみる度に嫌な氣持ちになるみたいなことが起きる可能性があるわけですよ。

三上:うーん。

吉村:それっていうのは、いじめられて嫌な思いをしたという事実があるわけですけど、眼鏡によって嫌な思いをしたわけじゃないけど、眼鏡をかけていた子にいじめられていたということによって、眼鏡といじめられて嫌な思いをしたという事柄にリンクができちゃって、
それが潜在意識の中に入っちゃうと、そうすると「眼鏡」イコール「嫌な思い」という、関連して嫌な氣持ちが引っ張り出されてきちゃうわけですよ、記憶の中から。ということが起きるんですね。
だから、潜在意識ってすごく便利なものでもあるんですけど、そこに間違った情報が入ると間違った情報が今度、何度も何度も繰り返されるということに繋がっちゃうわけですよね。
だから、一種の自動操縦システムみたいなものなんですけど、そこに正しい目的地が入力されていれば正しい目的地に行くわけですけど、間違った目的地が入力されれば間違った目的地に行っちゃうと、
そこが自動で行われている限りは、こっちでコントロールできなくて自動的にそうなっちゃうということが起きるわけですね。

三上:うーん。であれば、その間違ったものを、元というか正式なものに戻す、書き換えですよね、というふうにするにはどうしたらいいんですか。

吉村:それって、そこに書き込まれるプロセスというのは繰り返しであったりとかね、刷り込みで同じことを何度も繰り返すことで、潜在意識にそのパターンが書き込まれていくわけですけど、それを別の刷り込みで上書きしていくみたいな方法もできますし、

あと、そこに情報が書き込まれる時っていうのは顕在意識が活動を低下させている時、なんかボーっとしながら、やってることとかっていうのが、そういうところに、書き込まれたりしやすいんですね。

三上:うーん。

吉村:例えば、習い事をしている時に、同じ型を何回も何回も練習するわけじゃないですか。

三上:はいはい。

吉村:最初のうちは考えてやっているわけですけど、そのうちに考えることがあんまりできなくなるぐらいに繰り返しているみたいなことが起きると、いつの間にか考えなくてもできるようになっているみたいなことが起きるわけですね。
というのは、顕在意識の活動が低下すると潜在意識と顕在意識の間にある、いわゆる、壁みたいなものが薄くなっていくんですね。
で、潜在意識に情報が入りやすくなるわけですね。それって、実はトランス誘導とかで、その状態が作れるんですよ。いわゆる、催眠術みたいなね。
催眠誘導することでトランス状態といって、潜在意識と顕在意識の壁がすごく薄くなった状態を作り出して、そこに暗示の言葉とか入れていくと、潜在意識の中に暗示が書き込まれて。

三上:えー。

吉村:パターンが形成されるみたいなことが起きるんですね。

三上:ほー。えー、すごい不思議。うん。(笑)

吉村:だから、例えば、レモンを食べたら普通酸っぱいわけですけど「でもね、このレモンはすごく甘くて美味しいものです」とかっていうのを、その催眠誘導を使って書き込むと、そうするとそのボーっとした状態でレモンを食べて、「わあ、甘い」とかってなるわけですね。
その潜在意識の中の情報が書き換えられちゃったことで、感覚まで変わっちゃうということが起きるわけですよ。
潜在意識というのは、実は僕達の普段の行動とか認知とかに影響力が強いものなんですけど、そこで僕達が顕在意識として認知できている領域というのは、実は潜在意識と比べるとすごく小さいんですよ。
よく顕在意識と潜在意識の関係性って氷山の水面に浮いている一角と、水の中に沈んでいる氷山の関係性みたいな水面に浮いているのは本当に小さい一角で、実は沈んでいる水面より下にある氷山の方が圧倒的に大きいんですよという図で、顕在意識と潜在意識というのは、このぐらい差がありますというようなことが描かれているんですけど、それって結構かなり的を得た例えだと思うんですけど。
潜在意識の方が圧倒的に膨大なんですよ。そこで何が起きているかよく分からない。
例えば、極端な話をすると僕達の肉体をどうコントロールしているかというのも、例えば、目の前にあるコップを取ろうと思って動いてコップを取るじゃないですか。これは顕在意識で分かってやっていることですよね。

三上:うんうんうん。

吉村:肉体がやっていることというのを全部数え上げたら、爪を伸ばすとかっていうことを実は僕達の肉体はやってますよね。

三上:やってますね。

吉村:でも、爪をどうやって伸ばしているかを知っている人はいないですよね。

三上:そこまで、考えたことないですよね。

吉村:「爪、伸ばそう」とか思っても伸びないし、ちょっとね、「爪すぐ伸びるの、面倒くさいから、止めよう」とかいってもできないじゃないですか。

三上:できないです。はい。

吉村:こうやって全部、自動的に行われている自動操縦の一環なんですよ。

三上:うーん。

吉村:だから、潜在意識ってそれだけすごい沢山のことをやっているんですよね。だから簡単にコントロールできるものでもないわけですよね、本当は。
もちろん、さっきの催眠誘導とか使って、暗示を入れることで情報を上書きするということは可能なんですけど、それって実はしばらく経つとまた元に戻っちゃったりするんですよね。
それに潜在意識の書き換えをすることで、潜在意識を思い通りに扱おうみたいな手法というのは色々あるわけですよ。そういう、コーチングとかカウンセリングの手法の中に、そういう催眠的なものを取り入れることで、潜在意識に特定のメッセージを書き込んでいくみたいなね、あとはアファメーションを唱えるみたいなね。

三上:アファメーション。

吉村:はい。朝起きた時に、「私は、成功者だ」みたいなことをやって、自分は成功者だというメッセージを。

三上:言い聞かせる。

吉村:書き込んでいくみたいな、そういう手法もあるわけですね。これが上手くいくケースも、もちろんあるんですよ。
ただ、じゃあこの人が今まで育ってくる過程で、親からの刷り込みとかで「お前はダメなやつだ」という刷り込みがずーっとされてきたとするじゃないですか。

三上:うん。

吉村:潜在意識の中では「私はダメなやつである」という情報がものすごい量入っているんですよね。
そこに対して、「私は成功者だ」って一生懸命言ったとして、それまで何十年かけて書き込まれた「ダメなやつだ」というのに対して力が・パワーが違いすぎるわけですよ。
となると、結構焼石に水みたいな感じでね、ジュッという感じで、「成功者だ」と言っても、「でも、なんかよくわかんないな」とか、毎朝毎晩「成功者だ」って自分に言い聞かせているのに、どうもなんか思ったようにならない、やっぱ自分ダメなやつなのかもしれないとなっちゃうわけですよね。

三上:うーん。

吉村:だから、僕は何か書き込むとか上書きするとか書き換えるとかというのっていうのは、元々そこにどのような情報があるかによって、だいぶそれの効果というのに個人差があるなと思うんですよね。

三上:今の話を聞くとそうですよね。

吉村:潜在意識の中に、そういう否定的なものがあんまり入ってない人だったら、肯定的なものを入れた時にすぐ効果が出ると思うんですけど、
潜在意識の中が否定でいっぱいの場合、肯定的な文章を入れたところで「そんなことあるか」みたいなので、潜在意識の中ではじかれちゃうんですよね。

三上:うーん。

吉村:なので、僕は書き換えていくということよりも、今そこにある自動的なジャッジみたいなものとか、否定的な意味付けの癖みたいなものをどんどん取り除いていくのが先かなと思うわけですね。
それに対しては、エネルギーワーク、見えないエネルギー、僕はこれを氣とか、プラーナとか呼ばれている類のものと捉えているんですけど。
その氣のエネルギーで現状既に書き込まれている、その人の自由を奪っているものを取り除いていくことで、その人の本来の力が発揮できるようになれば、物事に対する新たな意味付けとかっていうのは、その人がちゃんと自発的にできるようになるわけですよね。

三上:うーん。

吉村:なので、「私は成功者だ」という言葉を一生懸命入れていくよりも、「自分ダメなやつだ」というのを消していくことが先だし、
それをやれば、別に自分に「成功者だ」と新たなレッテルを貼らなくても、楽しいことをやっていれば自然と力が発揮できる人になっていくわけですよね。

三上:うーん。

吉村:本来のパワーをちゃんと発揮できる人になれば、なにかの形で誰かしらに価値を提供することになるので、それによって感謝される。
それが、例えばお金で感謝が返ってくるような流れを作れれば、ビジネスで成功するという道も開けてくるし、
あるいは、別に周りにいい仲間や友達がいっぱいいて、大金持ちにはなっていないけどとても幸せな人生を送れましたといったら、それはそれで成功だと思うんですよね。

三上:うーん。

吉村:だから、その言葉で「成功者だ」と入れた場合、成功者という言葉にどういう定義をしているのかによっても、また意味が変わってきちゃうわけですよね。

三上:そうですね。なるほど。であれば、クリアリングをしていってから、取り入れていくというか。

吉村:そうですね。ただ言葉で書き換えるということじゃなく、
まずは自分の詰まっているものを取り除いて軽くして、流れをよくしてということが一番大事なんじゃないかというところで、「クリアリング」ということをみなさんに一生懸命お伝えしているという、そんな感じですね。

三上:はい。さあ、まきそんさん、いかがでしょうか。
吉村さんが詳しく解説してくれましたけど、このお話聴いてなんとなく、イメージできたんじゃないでしょうか。すごい細かく話して、わかりやすく。(笑)

吉村:(笑)

三上:「潜在意識について」今日は、吉村さんに色々お話が伺えましたよ。
まきそんさん、感想も「分かりました」とかなんでもいいです。感じたこともね、またメッセージで頂けたらと思います。はい。吉村さん、本日もありがとうございました。とても分かりやすかったです。

吉村:ありがとうございます。