055.すべての依存が悪いのか?

地球、空気、自然、当たり前に感じるけどそれがなければ生きていけない、感謝を持つ心を大切にしたいお話です。

 

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三上:こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、よろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:前回「依存」をテーマにお届けしたんですけど、引き続き今回も「依存」を取り上げてお話を進めていこうと思うんですが、実は依存は、全てのことが悪いわけではないようですね。

吉村:そうなんですよね。なので、今回はちょっと「すべての依存が悪いのか?」っていうことでお話ししようと思うんですけど、結論から言うと、すべての依存が別に悪いわけではないんですよね。

三上:やっぱり依存っていうと、悪いイメージが、どうしても私は個人的にあるんですけど、そうではないんですね。

吉村:そうなんですよね。というのは、普段あんまり僕らは意識してないことが多いかもしれないんですけど、僕達が生活していく中で「これがなかったら生きていけないよね」っていうようなものって実は沢山ありまして。
その筆頭としては地球ですよね。僕達この地球の環境にだいぶ依存して生きているし、空気にも依存してますよね。空気とか水とかなかったら死んじゃうじゃないですか。あと、食べ物から栄養を摂取しているってことは、その食べ物にもだいぶ依存しているし、要はこれがないと生きていけないっていうものって、実は思いの外色々あるわけですよ。

三上:そうですね。考えてみればね。既に当たり前かのように。そうですよね。

吉村:そうなんですよね。だから、そこは当たり前って思っちゃってるから、あんまりそのありがたみが分からなくなっていて、結構軽はずみに自然を破壊するみたいなことを僕らはやってる訳ですけど、でも実際は自然がなかったら死んじゃうわけじゃないですか。

三上:うーん。確かにそうですね。

吉村:そうそう。だから、じゃあその依存している対象とどういう関係性で生きていくのが良いのかっていう話になってくると思うんですけど、
それは感謝なんですよね。だから、依存している対象に対してどれだけちゃんと感謝して、その感謝を何らかの形でエネルギーで返せているかというところが、一方的にただ依存するだけみたいなことではなくて、
じゃあ自然に生かされているんだから、自然に感謝してちゃんと自然を守る、自然と調和する生き方をしていこう、みたいなことができれば、僕らは快適に生きていくことがもっとできるんじゃないかなって思うんですけど、でもその感謝を忘れちゃってるから、この自然がどんどん破壊されていってるわけですよね。

三上:そうですね。ここにいるのが当たり前であって、私、沖縄にいるじゃないですか。本当に悲しいのが、海はきれいなのにその周りはゴミだらけなんですよ実際は。

吉村:なるほどねえ。はいはい。

三上:当たり前すぎて、でも実際、本当に感謝の氣持ちがあるんだったら、ゴミなんて捨てないですもんね。

吉村:そういうことですね。だから前回のお話にも出てきた、例えば親子で支配したりされたりとか、共依存みたいな関係になってるっていう話も、実際にはちっちゃい赤ちゃんのときには、親に依存しないと生きていけないわけじゃないですか。
食べ物をもらったりとか安全を提供してもらうみたいなことっていうのは、だからそれは結局依存してるってことだし、言ってみれば、親になるっていうことで、結構子育てをすることで、学ばせてもらうこととかもすごいあったわけですよ、僕なんかは。
だから、大人になりきれていない感じの人だった僕が、子育てをすることで大人になることができたっていうことは、すごいその子供達に実は見えにくいところでお世話になっているわけですよね。

三上:確かにありますね。

吉村:それって、子供達がいなかったら、氣付けなかったことってすごいいっぱいあるから。ということは、これって要は子供達がいてくれたおかげで手に入っているってことは、その部分に関しては、ある意味それを手に入れるためには子供達に依存していたって構図ができるわけですよね。
そうすると、いなかったら手に入ってなかったけど、いたから手に入ってるってことは、僕一人ではできなかったことが、子供達という存在がいたことで手に入っているってことなので、そうすると僕も子供達に感謝しているし、
子供達も赤ちゃんのときはただオギャーって言ってるだけかもしれないけど、ちゃんと僕が愛情と誠意をもって向き合うということで、子供達もたまにへそを曲げてギャーってなることももちろんありますけど、大方結構感謝してくれているんだろうなっていうふうに感じているので、
そうすると、そういう貢献とか愛情の表現と感謝っていうのが、ちゃんと循環している状態が作れれば、いわゆる一方的な支配・被支配とかね、共依存みたいな関係ではなくなるわけですよ。
だから、当たり前だって思っちゃうと感謝がなくなっちゃうので、そうすると「いや、そっちが面倒を見るのが当たり前だろう」みたいな感じで依存しているんだけど、ちょっと高圧的な態度で、支配的な態度になって、とかっていうのが、おそらく引きこもり問題とか、DVモラハラ問題とかそういうところに発展していってるんだと思うんですよね。

三上:なるほどねえ。そうですね。じゃあ逆に、今私達地球に依存しているわけですけれども、その中で環境問題とかって、感謝する氣持ちがない方、薄れている方が多いってことですけども、これからますます悪化していくのは見えているじゃないですか。
みんなそれで動いている方も増えて、だいぶ増えてはきていると思うんですけど、それにあたって、もうちょっと変化、こういった配信を聴いていただいて、みんなが「あっ」って氣付ければ本当にいいと思うんですけれど、もっとこう、聴いている方、それ以外の方が「あっ、依存してたな」って氣付くためにはどうしたらいいですかね。

吉村:いやあ、僕は大きな運動で何か物事を変えようとするよりも、個人個人の内面が変わっていくことのほうが先だと思っているんですよね。
個人レベルの内面が変わっていくと、結局その人が作り出している世界が変わるので、僕らが共有しているこの世界って僕ら一人一人が作り出している世界を重ね合わせたものなわけですよ。
だから、僕らの内面が投影してできたこの世界を先に変えようとするんじゃなくて、内面が投影して世界ができているんだったら、内面を先に変えるほうがいいというふうに考えているんですね。
だから、そういう意味では草の根的に、自分の周りの人達の心の中が調和していくようにしていく。お互いにちゃんと愛と感謝の循環の中で生きているんだなっていうのを自覚して生きていくってことができるようになっていくっていうことが先だと思うんですよ。
だから、この配信ももちろんポッドキャストとかユーチューブとか、メディアを使って多くの人に広げるってことはしてますけど、とはいえ、いわゆるマスメディアと比べると視聴者は全然少ないわけですよね。
でも、少ない人達にちゃんと響くように伝えていくってことをやっていけば、多分それを受け取った人達が、またその人達の周りのそんなに大勢ではないかもしれないけど、信頼関係のある人達にちゃんと響くように伝えるみたいなことが連鎖していけば、徐々に世の中は良くなっていくんじゃないかなって思ってるんですよ。
これはちょっと悲観的な人達からしたら、綺麗ごとだとか理想論だって聞こえちゃうかもしれないですけど、でも実際僕は自分の内面が変わったことで、自分が引き寄せている現実がすごい変わったっていうのを体験しているので、これを1人だけとかじゃなくて、2人、3人と増えていけば、それだけで要はその人の作り出す世界って、結構大きいわけですよ。

三上:うーん。

吉村:1人の人が作り出してる世界って。すごい親友みたいな人は少ないかもしれないけど、ちょっと仲良くしてる人とか話す機会のある人っていうふうに考えたら、結構な数の人がその人の周りにいるわけですよね。よっぽど引きこもって生活してない限りは(笑)。

三上:(笑)そうですよね。

吉村:そうすると、その人達との関わりの中でその人がちゃんと自分の内面と調和して、自分の周りのいろんなものに対して感謝して生きていたら多分その人って輝いて見えてくると思うので。

三上:うーん。いやあ、それはそうだと思います。

吉村:そうすると多分「この人こんなに輝いているのはどういうことなんだろう。あ、こういうことか。自分もちょっと取り入れてみようかな」みたいな感じになってくるんじゃないかなって思うんですよね。

三上:いますもんね、やっぱり周りに。キラキラしてて、「何でこういうふうになれるんだろう」って人、いますもんね。

吉村:うーん。だから、全く同じにはなれなくても、自分なりにちゃんと輝いて生きている人にはみんななれるので、ちゃんと探求していけば、少なくとも世界が一氣に変わらなくても自分の周りの世界は変わってくるわけですよね。

三上:確かにそうですね。今お話聞きながら、実際にされていること、吉村さんが今されていることが、本当に一人一人に心の奥まで響いていってほしいですね。

吉村:そうですね、はい。ありがとうございます。

三上:今日もすてきな時間でした。ありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。