241.好きの定義とは

匿名さんから頂いたメッセージ
「結婚しているのですが、新しく大好きな人ができてしまいました。子供も家もあるので離婚は考えていないのですが、自分をコントロールできない時はどうすべきなのでしょうか?」
の質問に吉村さんなりのお考えを伺いました。

 

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三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。今日は、匿名さんからメッセージが来ていますので、読み上げたいと思います。

吉村:はい。

三上:結婚しているのですが、新しく大好きな人が出来てしまいました。子供も家もあるので、離婚は考えていないのですが、自分をコントロールできない時は、どうすべきなのでしょうか?教えてください。とメッセージが来ております。

吉村:なるほどですね。今の話だと自分をコントロールできないということが、問題ということなんですかね。

三上:どうなんですかね。そうじゃない氣がしますけどね。

吉村:まず、大好きな人ができたという話なんですけど、その人にとっての大好きかどうかっていうのを、どこで見分けているのかっていう定義の部分っていうのがあるんじゃないかと思うんですね。その人の中での。

三上:うん。

吉村:というのは。うん。例えばですよね。僕、結婚していて家族居るんですけど、アニメがすごく好きで、特にバンドリっていうコンテンツが大好きなんですよ。アニメそのものだけじゃなくて、それを演じている声優さん達、声優さんたちが実際にライブ活動とかやってるんですね。

ガールズバンドを題材にしたコンテンツなんで、声優さん達が実際に楽器を演奏して、バンドとしてライブをやってるんですね。そういうの大好きですごい見てるんですよ。だから、そういう意味では大好きな異性がいるっていう状態なんですよね。

結婚して、奥さんも子供もいるんだけど、大好きな異性が居ますみたいなね。ただ大好きなんだけど別にその人達とどうにかなりたいとかっていうのは、特にないですよね。ただその人達がライブとかやると、僕はお金を払って配信見たりとかしてるわけですね。

三上:うん。

吉村:だから、どこでじゃあこれはOKで、これはダメかみたいなところっていう話になってくるんですよね。そうなってくると多分、揉めて裁判とかになった時に、どこが争点になるだろうかみたいな話になった時に大体、体の関係があるかどうかみたいな話で大体争点になりますよね。

それが1回きりだったのか、繰り返し行われてたのかみたいな話になってくるんで。だからこの方が「どうしましょう。」って言ってるっていうのをその観点で考えると、要は自分の性欲がコントロールできるかどうかみたいなところが問題なのかなっていう話なんじゃないかなみたいな話にもなってきますよね。

三上:うん。そうですね。

吉村:これは、僕どうなんだろうな。平均がどうなのかっていうのは分からないわけですよね。世の中の人達がどのぐらいの性欲があって、それをどのぐらい持て余してるのかとか僕には分からないんですよ。

三上:そうですよ。みんな違うからね。

吉村:だから、確かに僕も性欲ないわけでではないから、性欲があってそれをどういうふうにコントロールっていうのか、取り扱ってるかっていうのは、僕個人のレベルの話になってくるんで、それが世の中的にどうなのかっていうのは分からないんですけど、大抵の人はそれがよく分からないまま生活されてると思うんですよね。

三上:うん。

吉村:だから、じゃあ、一概に不倫するやつは悪だとかって言えるかっていうと、何とも言えないですよね。

三上:うん。

吉村:例えば僕、離婚歴があるんで、結婚したら一生一緒みたいな話で考えると、僕はそこ失敗してるし、それができなかったらダメな奴っていう判断になっちゃうと思うんですけど。でも人の氣持ちとか状況なんてね、絶対的なものとは言えないから途中で氣持ちが変わっちゃうとか、思ってたのと違うみたいなことになることっていうのもあると思うんで。

だから、その一概に何がいいか悪いかっていう判断もつきかねる部分はあるんですよね。例えば、世の中には、今ってすごく性に関しても、すごく多様性が受け入れられるようになってきたんで、それこそ昔だったら、同性愛とか死刑になってた時代とかもあるわけじゃないですか。

三上:そうですよね。

吉村:国とか文化によってはね。だけど、今ってもっとそういう人達のことを受け入れようというような動きも出てきてるわけですよね。それはすごく僕はいいことだと思うんですよ。

だってね、例えば、同性愛の人に「お前それはダメだから、絶対に異性と恋愛、セックスしなきゃいけないんだ。」とかっていうようなことを言うのって、逆に返せば、僕に「男の人と恋愛してセックスをしろ。」って僕がそういうふうに言われてるのと、同じ感じなんじゃないかと思うんですよ。

で、僕それできるかなって言ったら、なんかとてもできる氣がしないんですよね。「いやこれ君ちょっと頑張ったら、すごいお金あげるからやってごらんよ。」とか言われても、「いやぁ。」てなるんですよ。だから、ちょっとそういうお金積まれたぐらいでは、とてもできると思えないことなんですね。僕からしたら。

ってことは、同性愛の人に無理やり、異性と一緒になりなさいって言うのと、そういう人達がそういうふうに言われてるのと、僕がなんかね、「じゃあ同性とセックスしなさい。」って言われてるのと、これが同じような感じだとしたら、耐えられないのかなって思うんですよね。

ってことは、そこの部分ってやっぱりちゃんとその人にとってのその部分って、大事にされるべきだと思うんですよ。で、かたやね、バイセクシュアルの人達、「別にどっちでも大丈夫ですよ。」って人達も居るし、だからそれって全部感覚が違うんだと思うんですよね。

で、まあそんな中で、最近ポリアモリーっていう人達が居るっていうのを知ったんですよ。ポリアモリーっていう性のカテゴリーっていうのかな、そういうのがあるっていうのを最近知ったんですよ。

三上:うんうんうん。ポリアモリー。はい。

吉村:はい。で、このポリアモリーっていうのは、複数の恋愛パートナーを持つ人達らしいんですね。

三上:複数の恋愛パートナーを持つ。

吉村:うん。

三上:一人の人に絞らないということですね。

吉村:そうですね。一人の人に絞らない。で、なんかそういう生き方を選んでる人達がいるっていう、多分、LGBTとかそういう人達と同じように、そういう性的な思考としてはすごく少数派、マイノリティの方になるんだと思うんですけど。

例えば、結婚してる人います。で、その人とは別にお付き合いしてる人がいて、それを双方はそのことを知ってると、で、自分のパートナーになってる人達も、それぞれまた別にお付き合いしてる人が居たとしたらそれはそれで、受け入れますみたいな。

三上:えー、やだ。私は、個人的に嫌です。

吉村:そうですね。それがダメだ、耐えられないって人もいるし。むしろ、そっちの方がなんか居心地がいいっていう人達もいるってことなんですよね。

三上:あー、なるほどですね。色んな人がいますね。

吉村:そうですね。で、まあこのポリアモリーの人達っていうのは、自分は恋愛とかセックスのパートナーが一人だと、自分らしく生きられないんだっていうことなんだと思うんですよ。だから、複数いるのが当たり前というか、それが自分にとっての普通っていう考えで、そうなると相手の人も別に複数いても、別にそれはそれでそういうもんだよねっていう話に、なるんだと思うんですよね。

だから、当事者が全員、当事者全員の中で公認でそれが行われてるっていうところが、ポイントなんだと思うんですよ、そのポリアモリーの人達のコミュニティみたいなことになるんですかね。で、例えば、一夫一妻制、一夫多妻制っていうのがあるとしたら、多夫多妻制みたいな感じってこと。で、そこにその相手が異性になるのか同性になるのか、どっちもありなのかっていうのも含まれてくるみたいなので、かなり色んなケースがもちろんあると思うんですけど、相手が大勢いるのがOKなのか、嫌なのかみたいなところで、多分そこに線引きがされると思うんですよ。

で、じゃあ、私のパートナーはもう一人だけで、相手にとっても私が唯一のパートナーであるっていうこの状態を私は好みますと。そうでなかったら嫌ですっていうのが、尊重されるとしたら、私達はみんな相手が複数いてもOKで、むしろそっちの方が居心地がいいんですっていう、これが同じように尊重されてもいいんじゃないかっていう話になってくるわけですよね。

それは、僕が恋愛やセックスは異性としかできませんっていうところが尊重されるのと同じように、「いや、同性でないとダメなんですよ。」っていう人が尊重されてもいいし、いや別にどっちでもいいんだけどなっていう人の在り方も、尊重されてもいいはずなんですよね。となると、不倫だなんだっていうところの問題って、何が問題かって言ったら、要は嘘ついてやってる場合が多いじゃないですか。隠してるわけですよね。

三上:うんうんうん。

吉村:だから、そこは隠し事とか嘘があるから、問題になってるんだと思うんですよ。

三上:そうですね。そこでね、和解、和解というか本人同士が納得しているのであればね。

吉村:そうなんですよね。だから僕も別に、自分がOKかどうかみたいなところだけに絞って考えたら、僕がちゃんと騙されたりとか、隠し事をされたりとかしてる感じでなかったら、相手にまた別のパートナーがいることが大丈夫か大丈夫じゃないかって言ったら、多分大丈夫だと思うんですよ。そのことに関して僕が騙されてるとか、

三上:はい、はい。

吉村:僕が知らないところで勝手に行われてて、僕が稼いだお金がその人に流れてるとかってなったら、「いやいや、ちょっと待ってよ。」ってなると思うんですよね。あと、もしそっちが他にパートナー作ることがOKなんだとしたら、僕が作るのもOKだよねって、そこが全部当事者がみんなそれをOKとして、知ってて尚且つOKだったら別に大丈夫だと思うんですよ。ただ、それを実際に実践しようってなった場合に、ものすごく多くの人とのコミュニケーションとか、折衝(せっしょう)が必要になってくるじゃないですか。

三上:うん、うん。

吉村:しかも、これをうちの娘達はOKって思うかなってなった場合に、娘達が「嫌だよ。」って言った時に、「いや、それでもこれはパパの生き方だから、お前らはそれを受け入れるべきだ。」って言えるかっていったら、「うーん。」ってなるから、今僕の奥さんと娘達でこの一家族っていうので、うまくこれを運営していくのだって、相当なエネルギー使ってやってるわけですよ。

だから、そこにまた新たな何か要素を入れることで、余計に難しくするってなったら、「うーん、ちょっとなんか、そこまでしたくないな。」っていう感じになるんですよね。だから、そこまで全部みんなでコミュニケーション取って、折衝(せっしょう)してこれOKだよね。これはダメなんで、じゃあここがこういうところで落とし所にしようって、じゃあこことここがこう言ってるから、この人達の間を取るとしたらとかってなったら、すごい大変なことをポリアモリーの人達やってんなっていう感じになるわけですよね。

で、実際に僕のゆるともライブのゲストで出てくださってる方の中には、VTuberでね。実際のお顔は出されてないんですけど、ポリアモリーとして生活されてる人っていて、色々僕もお話聞いたんですけど、「わ、すごいな。面白いことやってるな」っていうのはあるんですけど、同時に大変なことやってるなこの人達は、難しいことにチャレンジしてそれをやってるんだなっていうとこもすごく伝わってくるんで、そういう生き方を僕は尊重はしますよ。

ただ、自分ができるかって言ったら、多分これ自分でやるのきつそうだからやめとこうっていう、それだけの話なんで。だから、「大好きな人ができたんです。」って言う場合も、じゃあどこまで嘘偽りなくそれをできるかっていうことを考えて、それが可能だったらやってみたらいいんじゃないですかっていう感じですよね。だからその時には、この方が男性なのか女性なのか分からないんで、奥さんなり旦那さんなりが納得してくれるかどうかとか。

三上:離婚は考えてないって、おっしゃってましたもんね。

吉村:そうですね。お子さんとか家とかっていうことも、どういうふうに整理をつけてくのかっていうところで、当事者全員に嘘偽りなく。

三上:オープンに。

吉村:そうオープンに、それを実践できるかどうかっていうところで、考えてされたらいいんじゃないかな。もし子供もいるし離婚したくないな、経済的な理由で家手放したくないからとか、だから黙っとこうみたいな感じでやるんだったら、そこって嘘ついてるって話になるじゃないですか。

家を手放したくないから嘘をつき続けて、この先一生生きてきますみたいな。実は、すごい自分に制限かけてるわけですよ。嘘がバレないようにいつも、そこに頭使って生きなきゃいけないわけですから。自分のリソースがそっちに裂かれちゃうわけですよね。

三上:なるほどですね。今日お話聞いて、私も色んな匿名さんからの話題を取り上げて読みましたけど、
色んな恋愛があるんだなとか思いながら話聞いてました。

吉村:そうですね。色んな生き方があるっていうね。

三上:受け入れ方もありますね。

吉村:そうですね。別に、要は誰も迷惑かかってなかったら、別にどんな感じで、恋愛なり性なりを謳歌するのも自由だと思うんですよね。結婚という制度だって、人間が勝手に作ったものの一つだと思うんですよね。野生動物の世界で、一生一対一で添い遂げる動物ってすごい少数派なわけですよ。

三上:そうですね。

吉村:だから、そういう意味では、人間もすごく多様な生き物なんで、色んな生き方を選んでいいと思うんですけど、大事なのはそこに嘘偽りなく、生きられるかどうかってことなんじゃないかなって思いますね。

三上:はい。私も今日は学びがありました。はい、ということで、本日も吉村さんありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。