092.心理的安全性

心理的安全性とは、皆さんご存知ですか?誰にでも安心して発言できたら個人のパフォーマンスも上がるかも

 

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三上:はい、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と氣功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、よろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。さあ皆さん、今日のテーマは「心理的安全性」をテーマに取り上げて、お話していこうかなと思っていますが。吉村さん、そもそもすみません。「心理的安全性」、ちょっと私が腑に落ちていなくてですね、そこからお話聞いていきたいなと思うんですけど。

吉村:はい。「心理的安全性」というのは、まさに心理学とかの用語で、例えば、人からどう思われるかとか否定されるんじゃないかとか仲間はずれになるんじゃないかみたいな不安を持つことなく、自分が自然体で言いたいことが、自分が何を言っても、ここでは受け入れてもらえるだろうとかという安心感、安全感みたいなのがある状態、これが心理的安全性が保たれているというような状態のことなんですね。

三上:守りに入る私としては、心理的安全性は1対1でしか出せないですね。基本は。心許した人にしか出せないんですよ。自分でも分かっているんですけど。

吉村:だから、グループだとか人が大勢いたりすると、ちょっとそれが不安になっちゃうみたいなことですよね。

三上:なんかね、バランスを取ろうと察しちゃうんですよね。「今のクッション、ここだ!」みたいなの。仕事柄も一緒ですけど。

吉村:ああ、ああなんか分かりますね。うんうん。僕も多分、場所によってはそういうふうな振る舞い方をしてるとは思うんですけど、その心理的安全性がある場所だったら、要はそういうこと色々氣を使わなくても自分が言いたいことを言いやすいということになるわけですよね。
今回、これを取り上げさせていただいたというのは、2015年にグーグルの色々とやっている研究の中の一つで発表されたことで、グーグルってすごい大きな企業だからたくさん部署があるわけですよね。
で、そこの中で成果がすごい上がっている部署とそうでもない部署があるわけじゃないですか、大きな会社だから。そうすると、成果の上がっている部署と上がっていない部署の違いを調べたら、成果を上げるにはどうすればいいのかということが分かるんじゃないかということで研究がされたんですよ。
そこでものすごい数の部署を色々と調査して分かったことが、成果を上げている部署は全部、心理的安全性が保たれている職場だったということなんですね。

三上:あー、でも分かるような氣がする。(笑)

吉村:(笑)は、そうですね。だから一応心理的安全性があればどこでも成果が上がるのかといったら、まあそういうわけではないんですけど、少なくとも成果が上がっている部署では、もう全て心理的安全性が保たれていたということが分かったわけですよ。

三上:うーん。

吉村:だから、これをやればいいという話ではないんだけれど、最低限これは必要だよねというところに、心理的安全性というものがあるということがこの研究によって分かったってことなんですね。

三上:うーん。でもやっぱり、そういう心理的安全性があれば自分の本来の意見、思っている意見って言いやすいというか出ちゃいますもんね。

吉村:そうですね。自分なりに「ここに関してはこうした方がいいと思うんですけど、どうですかね?」とかって言ったら、それを頭ごなしに「そんなんあるか!」と言われる心配がないから言えるわけですけど、それを聞いた人達も「なるほどね、じゃあちょっと検討してみようか。」
で、検討した結果、やっぱり違うねとなるかもしれないし、これ採用してみようとなるかもしれないんですけど、違うねとなった場合も「検討してみたけど、これこれこういう理由でやっぱりこれは採用しない方がいいんじゃないかと思いました。」というのも言いやすいわけですよね。
これを言ったら相手が傷ついちゃって噛みつかれるかもしれないという不安があると、それさえ言えないみたいなわけじゃないですか。だからお互いが何を言っても自分自身は受け入れてもらえるという安心感があれば、お互いに言いたいことが言い合えるわけですよ。前回の収録のときにお話させていただいた、「意見が対立したときに」という話とここは実は関わってくるわけなんですよね。

三上:確かに、そうですね。この心理的安全性の空氣を作る、例えば、一人じゃなく何名かが部署で一緒に過ごすわけじゃないですか。そういうときの雰囲氣作りとか、今聴いているリスナーさんの中で会社経営していて色んな部署をみてるリーダーだったりとかする方もいらっしゃるかもしれないじゃないですか。
そういったときに取り入れた方がいい、何かそういう心理的安全性を作る、作るといったら変ですけど何かポイントみたいなのはあるんですかね?

吉村:そうですね。まあ多分方法論みたいなところはネットとかで調べることでも色々出てくるとは思うんですよ。で、この心理的安全性って僕も話を初めて聴いたときはなるほどと思ったけど、さすがにグーグルが研究しているようなことだから、皆知ってることかなぐらいに思っていたんですけど、
その後で他の人と色々お話していたら案外知られていない、初めて聞くという方達が結構居たので、実はそんなにめちゃめちゃ一般常識というレベルにはなっていない、知らない人達がいっぱいいるんだなということもあって、今回トピックに出させていただいたわけですけど。
実際にネットで調べたりすると、こういうふうにするといいですよというやり方的なものはいっぱい見つけられると思うので、試してみるというのはいいと思うんですけど。やっぱり大事なことは「合意」みたいなところですよね。
例えば、誰かが何か意見を言ったときに、頭ごなしに否定するのはやめようねみたいな。ひとまず一回話聞いてみようよとか、
あるいは意見が食い違うことと、その人の人間性というのは別に同じではないから違う意見を持っていることで、その人の人格とか人間性まで疑ったり否定したりはしないようにしようよね、みたいなところを合意ができているということが大事なんじゃないかなと思うんですよね。その部分って多分、教育とかトレーニングで出来ることだと思うんですよ。

三上:うーん。そうですね。いや、今思いながら、確かに息子に私はちゃんとこういうふうに思っているかというのを、いやーって、

吉村:(笑)

三上:今自分反省していました。はい。

吉村:(笑)まあまあ、そんなような感じで、あともう一つはこのチャンネルで取り上げさせていただいているということは、心の中の無意識レベルのブロックとかっていう話も関係してくると思うんですよ。
やっぱり僕たちが何か聞いたときに瞬時に感情が反応してカチンとくるとか、イラッとするというのが起きるというのは、結局、無意識のジャッジがあって自動的に反応が起きているわけですよね。
入ってきた情報に対してブロックが瞬時に反応を返して、それに対してネガティブな感情が出てくるということで、それに関していうと一つには自分の感情と自分自身の考えとか人間性みたいな部分というのは必ずしも一つのものじゃないということも知っておくと、
感情が出てきたときに「あ、なんか感情が出てきてるな。」「なにかきっと、ブロックが反応して何かジャッジしたことで反応がおきているんだな。」というふうに捉えることで、感情にそのままバンと流されて「なんだ、この野郎!」みたいな話にならないで済むということはあると思うんですよ。

三上:(笑)

吉村:ただこれもだから、ブロックがどのくらい力を持っているかによってそこから、「あ、出てきたけど、これなんか違うな」というふうに区別ができるか、それとももう瞬時に沸点にバンッとなって、「なんだと!」みたいな感じになるかというところでブロックの硬さとか大きさとか、ブロックのパワーによって変わってしまうので、そうなってくるとコントロールが難しいくらいのレベルのものだったら、やっぱりクリアリングしていくというのが効果的ですよね。

三上:なるほどですね。そうですね。一旦、こう話をまずは受け入れて色んな感情が出ても、まずはちょっと待てよと受け入れて。

吉村:そういうことですね。

三上:聞くことが大切になっていきますね。いやでもこれ本当に皆さんの日頃の生活の中で、絶対出てくる場面だと思うので。

吉村:そうですね。

三上:心理的安全性、皆さんも初めて聞いたという方、今日は学びがいっぱい。私も含めてですけど。(笑)

吉村:(笑)そうですね。僕の友人で大手の企業に勤めている友人が居て、その友人がよく会社の愚痴とかよく話すんで、グーグルではこんな研究があったらしいよみたいな話をしたら、その友人もそのとき初めて聞いたみたいな感じだったんで、それで自分で色々調べてレポートまとめたりして会社で何かプレゼンする機会のときに、その議題を出したんですよね。
やっぱり会社の偉い人達も誰も知らなかったらしくて、だけど上手くちゃんとレポートにまとめられたんでプレゼンができたから、会社の中でどこまでしっかり取り入れられているかはまだ分からないですけど、「心理的安全性大事だね」という考えがじわじわと広がりつつあるみたいな話を聞いたので、
だから結構そこを意識して心理的安全性を会社の中だったりとか、プライベートの人間関係だったりとかでちゃんと作っていくことをすると、それだけで上手くいくということではないと思うんですけど、きっと今まで上手くいってなかったことが、大分、解決する糸口というか突破口が開ける可能性が広がってくるんじゃないかなと思いますよね。

三上:そうですね。一人一人のパフォーマンスがね、上がるきっかけにもなるかもしれませんし、取り入れてみては皆さんいかがでしょうか。はい。ちょっと私もプライベートでここはちょっと息子に大切なことだなと思いながら、はい、

吉村:はい(笑)

三上:(笑)考えて取り入れて、成長を伸ばしていきたいと思います。

吉村:はーい。

三上:(笑)はい、今日は「心理的安全性」をテーマに取り上げました。吉村さん、本日もありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。