心理的安全性とは、皆さんご存知ですか?誰にでも安心して発言できたら個人のパフォーマンスも上がるかも
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三上:はい、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、気功ヒーラーの、
吉村:吉村竜児です。
三上:はい。吉村さん、よろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:皆さん、今日のテーマは「心理的安全性」をテーマに取り上げて、お話していこうかなと思っていますが、吉村さん、そもそも、すいません。「心理的安全性」、ちょっとわたしが落ちていなくてですね、そこから、お話きいていきたいなと思うんですけど。
吉村:「心理的安全性」というのは、まさに、心理学とかの用語で、たとえば、ひとからどう思われるか、とか、否定されるんじゃないかとか、仲間はずれになるんじゃないかみたいな不安をもつことなく、自分が自然体で、自分が何を言っても、ここでは受け入れてもらえるだろうとか、という安心感、安全感みたいなのがある状態、これが、心理的安全性が保たれているというような状態のことなんですね。
三上:守りに入る、わたしとしては、心理的安全性は、1対1でしか、出せないですね。基本は。心許したひとにしか、出せないんですよ。自分でもわかっているんですけど。
吉村:だから、グループだと、ひとが大勢いたりすると、ちょっとそれが、不安になっちゃうみたいなことですよね。
三上:なんかね、バランスをとろうと、察しちゃうんですよね。今のクッションここだ、みたいなの。仕事柄も一緒ですけど。
吉村:なんか、わかりますね。僕も、たぶん、場所によっては、そういう振る舞い方をしてるとは思うんですけど、心理的安全性がある場所だったら、要はそういうこといろいろ気をつかわなくても、自分が言いたいことを言いやすいということになるわけですよね。今回、これを取り上げていただいたというのは、2015年だったかな、グーグルのやっている研究のなかのひとつで、発表されたことで、グーグルって、すごい大きな企業だから、たくさん部署があるわけですよね。そこのなかで、成果がすごい上がっている部署と、そうでもない部署があるわけじゃないですか、おおきな会社だから。成果の上がっている部署と上がっていない部署の違いを調べたら、成果を上げるにはどうすればいいのかということがわかるんじゃないかということで、研究がされたんですよ。ものすごい数の部署をいろいろと調査してわかったことが、成果を上げている部署は、全部、心理的安全性が保たれている職場だったということなんですね。
三上:わかるような気がする。
吉村:心理的安全性があれば、どこでも成果が上がるのかといったら、そういうわけではないんですけど、少なくとも、成果が上がっている部署では、すべて、心理的安全性が保たれていたということがわかったわけですよ。だから、これをやればいいという話ではないんだけれど、最低限、これは必要だよねというところに、心理的安全性というものがある、ということが、この研究によって、わかったってことなんですね。
三上:心理的安全性があれば、自分の本来の意見、思っている意見って、いいやすいというか、出ちゃいますもんね。
吉村:自分なりに、ここに関してはこうしたほうがいいと思うんですけど、どうですかね、とかって言ったら、それを頭ごなしに、「そんなんあるか」と言われる心配がないから言えるわけですけど、それをきいたひとたちも、なるほどね、検討してみようか、で、検討した結果、やっぱ違うねとなるかもしれないし、これ採用してみようとなるかもしれないんですけど、違うねとなった場合も、検討してみたけど、これこれこういう理由で、これは採用しないほうがいいんじゃないかと思いました、というのを言いやすいわけですよね。これを言ったら、相手が傷ついちゃって、噛みつかれるかもしれないという不安があると、それさえ、言えないみたいなわけじゃないですか。お互いが何を言っても、自分自身は受け入れてもらえるという、安心感があれば、お互いに言いたいことが言い合えるわけですよ。前回の収録のときにお話させていただいた、「意見が対立したときに」という話と、実は関わってくるわけなんですよね。
三上:確かに、そうですね。この心理的安全性の空気をつくる、たとえば、ひとりじゃなく、何名かが、部署で一緒に過ごすわけじゃないですか。そういうときの、雰囲気づくりとか、今聴いているリスナーさんのなかで、会社経営していて、いろんなリーダーだったりとかするかたもいらっしゃるかもしれないじゃないですか。そういったときに、取り入れたほうがいい、心理的安全性を作る、作るといったら変ですけど、何かポイントみたいなのはあるんですかね。
吉村:方法論みたいなところは、ネットとかで調べることでも、いろいろ出てくるとは思うんですよ。心理的安全性って、僕も話を初めて聴いたときは、なるほどと思ったけど、さすがに、グーグルが研究しているようなことだから、みんな知ってることかなぐらいに、思っていたんですけど、その後で、ほかのひとといろいろお話していたら、案外しられていない、初めて聴くというかたたちが結構いたので、実は、そんなに、一般常識というレベルにはなっていない、知らないひとたちがいっぱいいるんだなということもあって、今回、トピックに出させていただいたんですけど、実際にネットで調べたりすると、こういうふうにするといいですよ、というやり方的なものは、いっぱい見つけられると思うので、試してみるというのはいいと思うんですけど、大事なことは、合意みたいなところですよね。たとえば、誰かが何か意見を言ったときに、頭ごなしに、否定するのはやめようね、みたいな、ひとまず、1回話きいてみようよ、とか、あるいは、意見が食い違うことと、そのひとの人間性というのは別に同じではないから、違う意見を持っていることで、そのひとの人格とか人間性まで、疑ったり、否定したりはしないようにしようよね、みたいなところを合意ができているということが大事なんじゃないかなと思うんですよね。その部分って、たぶん、教育とか、トレーニングででできることだと思うんですよ。
三上:そうですね。今思いながら、たしかに、息子に、わたしはちゃんとこういうふうに思っているかというのを、いやーって、反省していました。はい。
吉村:そんなような感じで、あともうひとつは、このチャンネルで取り上げさせていただいているということは、こころのなかの無意識レベルのブロックとかっている話も関係してくると思うんですよ。僕たちが何かきいたときに、瞬時にからだが反応して、カチンとくるとか、イラッとするというのが起きるというのは、結局、無意識のジャッジがあって、自動的に反応が起きているわけですよね。入ってきた情報に対して、ブロックが瞬時に反応を開始して、それに対してネガティブな感情が出てくるということで、それに関していうと、ひとつには、自分の感情と自分自身の考えとか人間性みたいな部分というのは、必ずしもひとつのものじゃないということも知っておくと、感情が出てきたときに、あ、なんか感情が出てきているな、なにかきっと、ブロックが反応して、何かジャッジしたことで反応がおきているんだなというふうに、とらえることで、感情にそのままバンと流されて、「なんだ、この野郎」みたいな話にならないで済むというね、ことはあると思うんですよ。ただ、これもブロックがどのくらい力を持っているかによって、そこから、出てきたけど、これ、なんか違うなというふうに区別ができるか、それとも、もう瞬時に、沸点にバンとなって、「なんだよ」みたいな感じになるかというところて、ブロックの硬さとか、大きさとか、ブロックのパワーによって変わってしまうので、そうなってくると、コントロールが難しいくらいのレベルのものだったら、やっぱり、クリアリングしていくというのが効果的ですよね。
三上:なるほどですね。いったん、話をまずは受け入れて、いろんな感情が出ても、まずは待てよと、言って。
吉村:そういうことですね。
三上:…いくことが大切になっていきますね。みなさんの日頃の生活のなかで、絶対出てくる場面だと思うので。
吉村:そうですね。
三上:心理的安全性、みなさんも、初めて、聴いたというかた、今日は、学びがいっぱい、わたしも含めてですけど。
吉村:僕の友人で、大手の企業に勤めている友人がいて、その友人がよく会社の愚痴とか話すんで、グーグルでは、こんな研究があったらしいよ、みたいな話をしたら、その友人もそのとき初めて聴いたみたいな感じだったんで、それで、自分でいろいろ調べて、レポートまとめたりして、会社でプレゼンする機会のときに、その議題を出したんですよね。やっぱり、会社の偉いひとたちも、誰も知らなかったらしくて、うまくレポートにまとめられたんで、プレゼンができたから、会社のなかで、どこまでしっかり取り入れられているかは、まだわからないですけど、心理的安全性、大事だねという考えがじわじわと、ひろがりつつあるみたいな話をきいたので、そこを意識して、心理的安全性を会社のなかだったりとか、プライベートな人間関係だったりとかで、ちゃんと作っていくことをすると、それだけでうまくいくということではないと思うんですけど、きっと、今までうまくいってなかったことが、だいぶ、解決する糸口というか、突破口が開ける可能性がひろがってくるんじゃないかなと思いますよね。
三上:そうですね。ひとりひとりのパフォーマンスが上がるきっかけになるかもしれませんし、取り入れてみては、みなさん、いかがでしょうか。はい。ちょっと、わたしも、プライベートで、ここは、息子に大切なことだと思いながら、考えて、取り入れて、成長を伸ばしていきたいと思います。はい、きょうは、「心理的安全性」をテーマに取り上げました。吉村さん、本日もありがとうございました。
吉村:ありがとうございました。
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