046.自己否定

自分の事をイヤになったり、ダメな人間に感じる時は何が自分に関係するのでしょうか?

 

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三上:こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:さあ皆さん、今日のテーマは「自己否定」について取り上げていきたいと思います。
実は私自身も今だからこそ思うんですけど、昔ですね、10年位前迄の私は自分の事をちょっと駄目だなってネガティブな感情だったりとか、自由に行動するのも億劫になってた様な氣がするなと、今になって思ったりするんですけども。

吉村:ほう。

三上:はい。やっぱり自己否定の方って、それ自体に今は氣付いていない方も現状的に多いかも知れませんよね。

吉村:そうですね。僕自身も振り返ってみるとかなり自分自身を否定してた時期があって、その頃って自己否定をしているっていう自覚はあんまりなかったなって思いますね。

三上:今の吉村さんを拝見すると、全くそういうふうには感じないんですが。すみません。

吉村:(笑)ありがとうございます。

三上:因みに、昔の吉村さんはどんな感じだったんですか?

吉村:そうですね。頑張って自分を奮い立たせなきゃいけない様な状態だったんですね。

三上:はい。

吉村:それはなんでかって言うと、無意識レベルでは自分の事を否定したりとか自分を受け入れる事が出来てなかったから、それをそのままにしておくと鬱みたいな状態になっちゃうわけですよ。
自分でもう立ち上がれないみたいになっちゃうので、そこで前に進む為に何をするかって言ったら、自分を鼓舞して奮い立たせるみたいなことを内的にやるんですね。
「自分はこれだけ頑張っているんだ」みたいな感じのアピールをしなきゃいけないみたいな状態になる。

三上:うん。

吉村:そうすると、周りの人からはそういう様子っていうのは「こいつ、妙に自信満々だな」とか「自分の事、よっぽど好きなんだろうな」っていうふうに見えちゃう場合が結構有るんですよ。所謂、ナルシストっぽい感じの見え方ですよね。

三上:うん。

吉村:そうすると、そういうふうなフィードバックをもらう事になる訳ですよ。
「お前は自分の事を好き過ぎるからいけないんだ」とか「自信持ち過ぎだろ」みたいな感じで言われるんですよ。ちょっと年上の方達とかから。
そうすると、僕はなんか「あ、それはいけないんだ。氣を付けなきゃ」っていうふうに思って、自分の内的な自己評価を更に下げちゃうんですね。

三上:うーん。

吉村:そうすると、また自分のパワーがガーンと落ちちゃうから、それで凄い頑張らないとまた立ち上がって前に進めなくなるから、前以上に自分を鼓舞して一生懸命、俺はこんなに頑張ってるんだみたいな感じの事をやり出すわけですよね。

三上:うーん。

吉村:そうすると、また周りからは「こいつ、ナルシストだな」って見えちゃうから凄い悪循環に嵌(はま)っていくんですよ(笑)。

三上:同じ繰り返しですね。

吉村:でも、これが自分で自分を鼓舞する事を止めたらズーンと沈んで、僕なんか本当に駄目なんですって感じの人になっちゃうわけですよね。
だから、そういう形で現れている人達も勿論いっぱい居ると思うんですけど、でも凄い頑張って、頑張ってるアピールをしている人達と、「いや、もう本当自分なんて駄目です」って言ってる人達っていうのは結構本質的なところでは一緒で、それの現れ方が違うっていう様な場合が多いんですよね。

三上:なるほどですね。一見パッと見違うかなって思うけど、よく見て内面的なものを見ると一緒なんですね。

吉村:そうそう。ともすれば真逆に見えるんですけど、実は一緒っていう。だから、自分を否定するっていう事と他者を否定するっていう事も、実は根本は結構一緒だったりする場合もあるんですよね。

三上:うーん。

吉村:だからそこの大元に有るのっていうのは結局のところジャッジで、何かが良くて何かが悪いっていう事をやってるから、その「何かが悪い」の矛先が自分に向くのか他者に向くのかみたいな。

三上:ああ。

吉村:そういう差だったりするんですよね。本当にこの辺とかってやっぱり最初の頃はなかなか仕組みが分からなくて、僕もなんか凄い「どうなってるんだろう?」って悩んだ時期もあったんですけど。
昔、ある相談者の方のお母さんと話す事があったんですよ。相談者のお母さんが問題を抱えているということで。
そのお母さんを説得して僕のセッションを受けてもらうっていう事をされたんですね。結構僕がこの仕事始めて初期の頃なんですけど。
それで、そのお母さんが結構不平不満が多くて、特に「親戚の誰それがこんなことをした」とか「私にこういう事を言った」とか「あれが許せないとか」って言うような、そういう方達を否定することを凄いおっしゃってたんですよね。
僕は「とは言え、そういう方達も無意識の思い込みとかがあってそういう態度になっちゃってるから、別にその人達が悪いっていう訳じゃないんですよ」って言うような事をお伝えしたら、そのお母さんは凄いそれに反応して「じゃあ私が悪いって言うんですか!!」っていうふうにおっしゃったわけですよ。

三上:あーあ。

吉村:僕は「えっーー?」と思って「そんな話してないよな?この話からどうなったんだろう?」って。
別にその人達が悪くないって話をした訳であって、あなたが悪いって言ってるわけじゃないんですよ って思ったんですけど。
ここでようやく「あ、なるほど」誰かが悪いっていうふうな世界にいたら、結局あっちが悪いかこっちが悪いかのどっちかしかないから、あっちが悪くないって言うんだったらこっちが悪いっていうふうに自動的になっちゃうんだってところに氣が付いたんですよね。
それで、何かが良くて何かが悪いっていうそれ自体に問題があるんだなって事に氣付かせてもらった経験でしたね、あれはね。

三上:うーん。なるほどですね。でも結構、例えばSNS見ててやっぱり自分と比べちゃうっていう人とかも多いじゃないですか。
結局、自分が満足してたら「いい絵だな」「いい写真だな」っていうふうに感覚的に思えるじゃないですか。

吉村:そうですね。

三上:そういうのがやっぱり原因で色々あると思うんです。
例えば、ちょっと今からそういうモヤモヤした感情を変えたいという方は結構多いと思うんですよ。どうしても人と比べちゃうし、やっぱり自分に自信がないしって。
私はあるきっかけがあったので変わる事って、氣付く事が出来たんですけども。
そういう人達ってどういうふうに前に進んで行ったらいいんですかね?やっぱりクリアリングとかっていう事ですかね?

吉村:そうですね。三上さんが変わるきっかけってどういうのだったんだろうって、ちょっと僕氣になったんですけど。

三上:(笑)個人的に。

吉村:もし、話すと長くなっちゃうんだったら、今度聞かせて…。

三上:短く言うと、昔の自分は自分の考えが降りて来なかったんですよ。

吉村:ほう。

三上:なので、ある出会った方に言われたのが「先ず、思った感情を綺麗にじゃなくて文字に起こしなさい」と。

吉村:はいはい。それは素晴らしい。

三上:そこから、ただ(お腹空いた)とか(眠い)とか何でも良いです。それから落としていって、自分にだんだん時間かけて氣付いていきました。

吉村:なるほどね。はいはい。それはとても良いやり方だと思いますよ。勿論、エネルギーワークでクリアリングするともっと早く出来るっていうのはあるとは思うんですけど。
でも、自分がどう感じてるかっていうことと向き合う、しかもそれに対する良い悪いのジャッジをしないで向き合うっていうことがとても大事なんですよね。

三上:うーん。

吉村:だから、多分(お腹空いた)って文字に起こすと、そこってただ(お腹空いたって思ってるんだな、私は)っていう捉え方がし易くなるわけですよね。

三上:そうなんです。

吉村:すると、良い悪いじゃなくてニュートラルに(あ、今お腹空いてる私が居るんだな)っていうところで捉えやすくなるので、それでもだいぶクリアリングが進んでいくわけですよね。

三上:うーん。

吉村:僕がエネルギーワークでやってる事も、要はそれを加速させるっていう事をしている部分もあるので、そのやり方っていうのは本当に基本っていうのかベーシックな部分でとても大事ですね。
やっぱり僕たちは、結構無意識に色々な事が刷り込まれてたりするので、
顕在意識では分かっていて自分はこう考えているって認知した状態で考えているとか感じているっていう事はごく僅かで、無意識で自分がそう思っているとかそう感じているって事自体に氣が付いてないけど、そう感じているって思っているってことがいっぱいあるわけですよ。
そこに自分を否定するようなことであったりとか、良い悪い・優劣・上下みたいな、比べてジャッジするみたいな事ですよね。
そういうのがあると、結局それが他者を攻撃するか自分を攻撃するかの二択になっちゃうみたいなところで、僕らはそのどっちかをゆらゆらと行ったり来たりしているっていう状態が続いちゃうわけですよね。
だから、そもそも良くも悪くもないって思えば優劣もなくなるし、上下もなくなるし、ニュートラルになっていくわけですよね。
だから、良い悪いで考えるんじゃなくて、何が自分に合っているのか?とか、どういうことで自分の心が温かくなったりときめいたりするのか?っていうところで物事を判断していった方が良いんですよね。
そうすると、それは結局自分の感性でそういうふうに感じてるから、他の人は他の人の感性でそう感じるんだな、っていうことも尊重出来る様になって来る筈なんですよ。

三上:うーん。

吉村:別に良い悪いの基準が有るってなると、良いの方に合わせられなかったら悪いに違いないってなるから、そこに合わせられない人に対して攻撃的になるし、
自分がそこに合わせる事に対して物凄い負荷をかけなきゃいけなかったりとか、頑張ってるのにそれができなかったりすると今度は自分を否定するっていう流れに入っちゃうわけですよね。

三上:うーん。そうですね。皆んな感じ方が違いますから、そこでジャッジというより本当に自分が魂レベルで感じたままに捉えて頂けると良いですよね。

吉村:そうですね。そこはやっぱり全ての人の魂っていうのは本来愛だけの存在で、その愛の表現の仕方に違いがある、っていうところを前提で考えてお伝えしてるんですけど。
その前提で考えた方が結局色々な事に対して辻褄が合うっていうか矛盾がないんですよね。

三上:うーん。なるほどですね。このお話は次回で似てる感じの話題を取り上げて、また頂いたメッセージも読み上げてお話を進めさせて頂きたいと思います。

吉村:はい。

三上:吉村さん、本日もありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。