117.吉村さんが仰る「これはいいのだ」とは?

ハンドルネーム みかんさんからのメッセージを取り上げて吉村さんからお話伺いました。

 

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三上:はい、みなさん、こんにちは。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。今日も、メッセージを取り上げて、皆さんにね、お話聴いて頂きたいと、そして、吉村さんからのお話を聴かせて頂きたいと思います。

吉村:はい。

三上 : はい。先ずは、ハンドルネーム、みかんさんからのメッセージ、読み上げたいと思います。「吉村先生、三上さん、いつも、とても勉強になる配信をありがとうございます。楽しく拝聴させて頂いています。」

吉村:ありがとうございます。

三上:はい。ありがとうございます。「早速、質問なのですが、吉村先生が仰る、『これで良いのだ』は、どういう意味なのか?具体的に知りたいと思い、質問させて頂きます。私も以前は、自分の至らない部分や、人生での問題に立ち向かっている部分があったのですが、最近は『まあ、これで良いか』と言った、良い意味での諦めの気持ちが出て来たのですが、この気持ちと同じような事かなあ?と思いましたので、教えて頂けると嬉しいです。宜しくお願いします」と来ています。

吉村:はい。そうですね。「良い意味での諦めの気持ちっていうふうに表現されている部分っていうのは、そんなに外れてないって言うかね、大体、そんな感じの事です」って言う事ではあるんですけど、もう少し具体的にお話しすると「諦め」っていう言葉自体が、ネガティブなニュアンスを含んでいるような感じではあるんですけど、「良い意味で」っていうふうに言っているんで、そこの「良い意味での諦めなのか?悪い意味での諦めなのか?」って言うところは、結構重要なポイントかなっ?とは思うんですよ。

三上:うん。

吉村:例えば、僕達がこの世界で人間として生きてる限りは、肉体っていうものの持っている制限の中で生きてるっていうわけですよね。条件下で生きている。なので、そういう意味では僕が(何の道具も使わずに、空を飛べるようになりたいんです)って思ってたとして、ふふふ。

三上:バーチャルすぎる。

吉村:そうそうそう。そう思うのは自由なんだけど、「なかなか、それ、達成出来る可能性は低いよね」って言う事になって来るわけですよ。そうすると、だったら、代わりになる事で、例えばハンググライダーとかパラセーリングみたいなものを習いに行ってみるとかね、道具使って飛ぶとかね。
後は、「なんで飛びたいって思ってる?」って言うところが(早く目的地に着きたいし)って思っているんだとしたら、「別に、飛行機乗れば良いんじゃない?」って言う話にもなるわけですよ。
なので、「何が本当の目的なのか?」って言う事を考えると、手段って結構色々と選べたりするわけですよね。

三上: うん。

吉村:だから、そういう意味ではね、例えば僕は男性にしては結構低身長な方なんですけど、僕がね「プロバスケットボールの選手になりたいんです」って言っても、多分「辞めた方が良いんじゃない?」って言うのが、おおかたの意見だと思うんですね。

実際、僕、そんなに運動好きじゃないんで、そもそも(なりたい)とも思わないわけなんですけど、なので、結構、人が何か本来の自分の今持ってる条件みたいなものを飛び越えたところに、何か(こうしたい)みたいな要望を持ってる時って、多くの場合、何かブロックが発動してて、何かコンプレックスみたいなものがあって、それを「克服したい」みたいなところで「こうしたいのである」ってね。例えば、僕が凄く抑圧された毎日を生きてて(自由になりたい)とかって思っていたとしたら、(自由に空を飛べるようになりたいんだ)とかっていう、そういう欲求が出て来ると思うんですよ。

でも、そもそも、そんなに抑圧されてなくて、地上で生活してる事に、そんなに不便や不自由を感じてなかったら、(自由に空飛びたいんだ)とかって、あんまり思わないかも知れないですよね。(笑)なので、モチベーションが、何処から出て来ているのか?みたいな話が、結構、自分え実は重要で、

三上:うん。

吉村:だから、「直ぐに実現出来なそうな事」とか「ちょっと現実的じゃないよね」って言うところに、何か要望を持ってるから、「結果的に諦らめなきゃいけない」って言う話になり易いと思うんですよ。

三上:ふうーん。

吉村:頑張れば出来る事だったら、頑張って達成するっていう選択肢もあるわけですよね。

三上:うん。

吉村:それで、例えば、「資格を取りたい」とかって言って勉強してる人とかも、頑張って試験をパスできる人もいれば、なかなか、頑張ってるのに、結果が出ない人とかもいるわけですよ。で、僕は、結構、頑張ってもなかなか結果が出ない人というのは、多くの場合は自分にあんまり向いていない事をしているケースが多いんじゃないかな?って思うんですよね。

三上:うーん。

吉村:だから、実は、ちょっと視点を変えて本当にやりたい事、目的の部分ですよね。それによって、何が得たいかっていうところに、自分のなかの、否定的なモチベーション、(こういうコンプレックスがあるんだ)とか(あいつらを見返してやりたいんだ)、みたいなのがあったとしたら、ちょっと、そこの目標設定を見直した方が良いんじゃないかな?って思うんですね。

三上:ああ、なるほどですね。

吉村:そうそう。だから、「多分、本当に自分の魂が喜ぶ、ワクワクする事であったりとか」をもっと追求していったら、そんなに無理して頑張らなきゃいけないようなところには、意識が向き難いと僕は思ってるんですよ。

三上:ああ、なるほどですね。

吉村:結果、今迄の自分が培って来たものを上手く使う事で、本当に得たいものっていうのが、結構、得られるケースが多いなって思ってまして。

三上:うんうんうん。

吉村:例えば、僕、色々な経営者とか起業家の方達が集まる交流会にずっと参加してたんですけど、そのなかには、弁護士を目指して司法試験をもう10回以上受けたけど、受からなかったっていう人がいるんですね。

三上:へえええー。

吉村:確か、10回位って言っていたな。回数は、はっきり覚えていないですけど、その方って、今何をしているかっていったら、行政書士っていう弁護士とは別の士業のお仕事をしているんですよ。

三上:うん。

吉村:で、それで凄くやり甲斐を感じて、やってらっしゃるんですね。それは、弁護士の試験には受からなかったけど、弁護士の為に勉強してた法律の知識というのは、行政書士の資格を取るのにはちゃんと役に立ってるし、で、その方もご自身もね、弁護士の勉強をしている間に、生活費を稼いだりする為に、建築現場とかガテン系のお仕事をずっとされてた方なんで、

三上:はい。

吉村:だから、今は「建設業の許可を取る事を専門でやります」って言う行政書士をやってらっしゃるんですよ。

三上:ふーん。はい。

吉村:で、行政書士のお仕事っていうのも、実は、もの凄い多岐にわたって色々あって、その中でも、建設業の許可を取る為の手続きって書類がもう昔の電話帳位のページ数の書類を準備しなきゃいけなかったりとか、えらい大変なんで、行政書士の方でも、「建設業許可、あんまりやりたくないな」って言う人とかもいるような分野なんですけど、でも、その方は、それ迄の法律の知識とか、ご自身が建設業で職人として働いてた経験とか、そういうのも全部あって、建設業の許可を取るっていう仕事を、とってもやり甲斐をもってやってらっしゃるんですよね。

三上:うん。

吉村:すると、別に、弁護士になるよりも、「そっちの方が楽しくやれてるんじゃない?」って言う話になるわけですよね。

三上:うんうん。

吉村:だから、その方は、「弁護士になりたい」って言う夢は諦めたわけですけど、結果的に、今幸せに暮らしてるわけですよね。

三上:うん。

吉村:そしたら、まさに「これで良いのだ」って言うのは、そこにあるなと思うんですね。

三上:ああ〜あ。

吉村:だから、要は「自分が満足感とかやり甲斐持って、楽しく生き生きと生きてて、それで、生活も困っていない!」って言う状態、っていう事が出来たら、別に他の事とかって、ある意味(別にどうでもいいか)みたいな感じになるわけですよ。

三上:うーん。なるほどですね。言っている意味、凄い分かります。私もずっと「アナウンサーになりたい」って、それに向けて、目指してたんですけど、結局、近いレポーターになったわけですよ。

吉村:うんうん。はい。

三上:レポーターの方が、ある意味(アナウンサーになりたい)って思ったんですが、いざ仕事すると、今の仕事が好き過ぎて、(あ、レポーターでいいや)まあ、近いものありますけど。だから今、凄い生き生き楽しんでいます。(これで、良いなぁ〜この仕事が好きだな)って感じてますので、今もね。

吉村:うんうんうん。そうなんですよね。僕も、元々俳優を目指して頑張っていたわけですけど、劇団立ち上げたりとかして。

三上:ね、色々、様々な経験されてますよね。

吉村:そうですね。その時とかは、本当に(これで、食べていけるようになる為に、どうしたらいいのか?)とか凄い考えて、めちゃめちゃ努力したんですけど、あんまり芽が出なかったっていう経験があって、それで、紆余曲折あって、今、この仕事をさせて頂いているんですけど、実際、今やってみて、(俳優になるよりも、こっちの方が、自分に向いているし楽しいな)っていうふうに思う事が凄いあるわけですよ。

三上:ふううん。

吉村:当時の自分を振り返ってみると、「なんで俳優になりたかったか?」って言うのは、結局、今の自分に満足してなかったから、なにか違うものになりたいとか、違う人になりたいみたいなのがあって、それを、一時的になんとなく満たしてくれそうなものとして、俳優っていうのがあったんですけど。

三上:うん。

吉村:だから、あのまま、俳優をずっとやり続けて、(日々、満足感とか充実感を持って生き続けられただろうか?)って考えると、多分、(今みたいな幸せは手に入ってなかっただろうな)って思うわけですよね。実際、上手くいかなかったから、それは、「現実にはならなかった、以上」って話ではあるんですけど、仮に、もし、僕があの時に俳優として売れて、そのまま俳優としての人生を歩んでたとしたら、(多分途中で嫌になってただろうな)って思うわけですよ。

三上:うーん。

吉村:だけど、今の仕事っていうのは、元々やりたいと思ってたわけじゃないけど、でも、色々あって、この仕事を始めたら(こっちの方が、全然良かったな)って思えるようになって、って言う事は「俳優として売れなかったという出来事があったから、僕こっちに来れたんで、売れなくて良かった」と言うふうになっているわけですね。

三上:うんうんうん。分かります。言っている意味、分かります。うんうんうん。

吉村:だから、そういう色々な過去の、(その時点では失敗とか、上手くいかなかった事)って思われたような事も含めて、今、ここにいる辿り着く為の道のりとして見たら「あれも、別に、あれで良かったんだ」って言う事になって来るんで、トータルに「結局、全部、今の幸せを手に入れる為に通って来た道なんだから、だから、これで良いのだ!」って、なるわけですよね。

三上:はい。ですね。とても分かり易い今の話を、「どうでしょうか?みかんさん」ね、色々な話題が出て、そう、「色々な経験して、ここに辿り着いた!」「あれがなかったら、今はない」みたいなね。

吉村:はいはいはい。

三上:そうなんですよね。そういう意味なんですが、「どうですか?伝わりますか?」

吉村:ふはははは。

三上 : 私は凄い共感できる部分も多いので、(凄い分かり易いな)っていうふうに、お話聴かせて頂きましたけども。はい。みかんさんからの感想も聴きたいですけども。うーん。やっぱり、そこに、「これで良いのだ!」って至る迄には色々な経験と、本人の感じるものがないと、やっぱり〜ね。

吉村:そうですね。やっぱり「自分のモチベーションの在り処っていうのが、何処にあるのか?」とか「今、欲しいと思っているものを、欲しいって思っているのは何故なのか?」「その先に、何を目指してるのか?」とか「本当に、欲しい物は何なのか?」とか、その辺をじっくり考えていくと、(今いるところ)とか(今向かっている方向が合ってるのか)っていう事が見えてくる部分もあると思いますし、結局、色々な出来事って、起こってる段階では一つ一つの点でしかないんだけど、最終的に自分が(あっ、ここで良かったんだ)って思える所に辿り着くと、全部、線で繋がってた事が見えて来るわけですよね。

三上:うーん。

吉村:これは、スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の学生達に向けてスピーチをした動画が、多分、ユーチューブ探すと出て来るんですけど、そのなかでも、彼が言っている内容が、やっぱり、そういう話なんですよ。僕、それを聴いて、(なんか、凄いよく分かる!)っていう感じだったんで、「今、ちょっと満足出来てないな」とか「凄い苦しんで努力してるんだけど、成果が出てないな」って言う時って、「自分の魂がワクワクしてるだろうか?」って言うそこを大事にして、どっちに進むかっていうのを決めていかれた方が良いんじゃないかな?っていうふうに思いますよね。

三上:はい。という事で、今日はみかんさんのメッセージを取り上げて、吉村さんがよく仰る「これで良いのだ!」っていう意味を深く聴ける時間だったと思います。はい、こんな感じで、皆さんからの色々なご質問もお待ちしておりますので、是非ね、頂きたいと思います。
後、なかにはですね、メッセージのなかでクリアリングの依頼をされる方もいらっしゃるんですけども、そちらに関しては、毎週月曜日の公開グループセッションでコメントなど入れて、【ゆるライブ】でね、クリアリングの内容などを頂けたらと思います。はい、本日も吉村さん、ありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。