288.人生100年時代

100歳まで生きるとしたらどう過ごしたいですか?歳を重ねてもわくわくを大切にしたいですね。

 

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三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの

吉村:吉村竜児です。

三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:実は今日配信日の、昨日か、ちょうど試写会に行ってきました。『九十歳。何がめでたい』っていう映画を見てきたんですね。90歳って聞くとすごい長寿ですね、おめでとうございますっていうイメージがあるんですけど、映画の中では、体もうまく動かないし、いろいろしんどくてめんどくさいって言葉がよく出てくるんですよ。

何がめでたいんだっていう主人公が言うんですけど、なんかこう、でもだんだんこう、何ですか、こう、作家さんなんですけど、90歳で一旦作家を終えて、その途端にうつ病になっていく感じ、できっかけがあって、書き始めるとだんだん生き生きしていくっていうストーリーがその中で見えたんですけど、

これを見てやっぱり改めて自分が好きなこと、ワクワクすることって、そういった健康とかにも、体にもいろんな影響があるんだろうなって思いながら見てたんですよね。なので、今回こういった吉村さんのお話の中にも出てくると思うんですけど、よくこういうワクワクすることってやっぱ大切なんだと思いながら見てました。

吉村:それはその、実際にその作家さんがその実体験されたことを映画化したものっていうことなんですよね。

三上:そうなんです。作家さんが本人の実体験をストーリーとして映画化されたものなんですけど。

吉村:なんか面白いですよね。だから、90歳になって引退をしたっていう段階で、引退をしたらどんどん調子悪くなっていっちゃったってことですよね。

三上:そうですそうです。

吉村:だけどまた仕事を再開したらまた元氣になっていったっていうのは、まさにだから、要はその人がイキイキしてるかどうかっていうことが、本当にその身体、心身の健康に直結してるって話なんじゃないかなって思うんですよね。

三上:そうですね。だから見てて、リタイヤってあるじゃないですか。リタイヤもその人が本当に居心地のいいリタイヤというか、その後ですね、だったらいいと思うんですけど、そうじゃないパターンもあるんだろうなって思いながら。

吉村:そうですよね。だって実際に定年退職をされた元会社員の方みたいな話とかもよく聞くことがあるんですけど、本当にそれまでバリバリ働いて頑張ってやってた人が、定年退職して別に何もしなくていいってなると、一氣に衰えるっていう話をよく聞くんですよね。

最近では、お年寄りの生活環境をあんまりバリアフリーにしないほうがいいんじゃないかっていう説もあるらしいんですね。要はお年寄りとかちょっと転んだだけで大怪我になっちゃうから、転ばないように、段差がないようにとか、どんどんバリアフリー化っていうのがすごく叫ばれてるみたいな、そういう時期がすごいありましたけど、

実際にはバリアフリーにすることで、かえって衰えるのが早くなるみたいな、そういう説が最近は出てきてて、要はちょっとした段差を跨いだりとかすることで、ちょっとした運動になっていたりとか、脳がその時に仕事をするわけじゃないですか、氣をつけようと足を上げるぞとか、ここはちゃんと注意して歩くところだとかっていう、脳が働くことで脳が衰えにくくなるとか、そういうのがあるんで、あんまりバリアフリー化しないほうがいいみたいなことが言われるようになってるらしいんですよね。

三上:うん。

吉村:それと共通した部分がある話だと思うんですけど、僕自身の父親は筋ジストロフィーっていう難病ですよね。治療法が確立されてなくて、基本治らない病気っていうふうに今言われてる病気の一つなんですけど、この病気が発症して、病院で筋ジストロフィーという診断が出たときに、病院側は余命1年ぐらいだから、すぐに入院して治療に専念してくださいって言ったんですよ。

だけど僕の父親は、それまであんまりまともに仕事をしてこなかったっていうか、いってみたら適当な人生を送ってたんじゃないかなと僕は思ってるんですけど、でもそんな人が余命1年ですって言われてから、急に一念発起して、そこから会社を立ち上げて会社経営を始めたんですよ。

もちろん身体が筋ジストロフィーでどんどん衰えていっちゃうから、そこは父の再婚相手の方が文字通り手足になってくれて、いろいろとサポートしてくれたおかげで会社経営ができたんですけど、でも実際入院しないで会社経営をやり始めたことで、父は余命1年って言われてたにもかかわらず、その後10年生きたんですよ。

三上:すごい。

吉村:これ多分病院で言われた通りに、入院してたら本当に多分1年で亡くなっちゃったんじゃないかなと僕は思ってるんですよ。もちろん検証のしようがないからわからないですけど、でも病院ではあと1年しか生きないでしょうって言われてたけど、

実際にもう本当に身体中の筋肉がどんどんなくなっていって衰えていって、もう一人で立つこともできないみたいなね。食事も全部介助してもらってやってっていう感じで、最後のほうは骨と皮だけみたいな感じになってましたけど、

でもそれでもちゃんと死ぬ間際まで頭働かせて会社経営してたんですよね。それが可能だったのは、本当にちゃんと自分のやるべきことみたいな意識とか、これがやりたいからやってるんだっていう意識があったから、病気はもちろん進行し続けていたけど、それに抗い続けて10年生きるっていうことが可能だったんだと思うんですよね。

だから、ただ楽すればいいっていう話ではなくて、僕は人生って一種の波乗りみたいなものだと思ってるんですよ。波は来るんですよ。その波にいかにうまく乗りこなせるようになるかっていうのが、言ってみたらその人の成長であったりとか、生きる楽しみだと思うんですよね。

ここが波になかなか体が衰えてきたし、もう波ないところに行きましょうみたいになっちゃう。でも、多分それでも波は来るから、どっちにしろ波に乗り続ける羽目になっちゃう。波は来るから、波に乗れなかったら波に飲み込まれるしかないんですよね。

三上:うんうん。

吉村:だからそこって、要は自分が乗りこなせる波のところに移動するとかっていうことはできると思うんですけど、でも波が来ないところにずっといるっていうのはどうせ無理なんだから、そこの波を避けようとするんじゃなくて、

ちっちゃな波でもいいから乗り続けるっていうことをした方がたぶん人生としては、死ぬまでちゃんとイキイキしながら生きていくっていうかね、充実した人生になるんじゃないかなって氣はしますよね。

三上:今日の吉村さんのお父さんのお話も聞いて、やっぱり人生100年時代とかって今言われますから、まだまだ先があるってなるとすごい考えさせられるというか、やっぱり自分が楽しむことって大切なんだなって思いました。

吉村:そうですよね。今なんて医療がすごく進んできてるから、それこそ寝たきりでも生きてますみたいな状態がずっと続くわけじゃないですか。下手したらその延命治療とか始めちゃったら、もうね、体中管に繋がれて何もできないけど、とりあえず心臓動いてるからまだ生きてますみたいな状態で、それを本当に生きてると言っていいんだろうかっていうのがありますよね。

だからそれだったら本当にもうね、ヨボヨボになってもね、なんかこうヨタヨタしながらでも、前向いて歩き続けて、どっか本当にバタって倒れるまで進み続ける人生を生きたいですよね。

三上:そうですね、私も同じくそう思います。今日のお話をきっかけにリスナーの皆さんもどう生きていきたいかとか、先を考えていただけたらなって思いました。ぜひ今日ご紹介した映画も多分皆さんのこの配信日では公開されてますので、『九十歳。何がめでたい』よかったら見てみてください。

吉村:興味出てきましたね。

三上:はい、本日も吉村さんありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。