最近セミナーなど自己肯定感ってよく耳にしますよね。
「自己肯定感」って本当に必要?吉村さんと再定義してみました。
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三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの
吉村:吉村竜児です。
三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:今日のテーマ、ちょうど私も先日かな?セミナーに参加してきました。自己肯定感ですね。よく皆さんも聞くと思うんですけど、「自己肯定感って本当に必要?再定義してみる」というテーマで、自己肯定感についてお話を吉村さんとできたらなと思うんですけど。
吉村:なるほど。何か自己肯定感に関するセミナーに参加されたんですか?
三上:そうなんですよ。行ってきて、知り合いというか色々セミナーをされてる方がいて、「自己肯定感」というテーマで聞いたんですけど。言ってることは分かる、分かるけど私自身の考えとしては、良いも悪いも必要だと思うタイプだから、そこは情報としてキャッチしてきました。
吉村:なるほどですね。
三上:簡単に言うと。
吉村:自己肯定感って何なのかっていうところの、やっぱりとらえ方次第なところはあるかもしれないなと思うんですけど、多分自己肯定感が上げられなくて困ってるみたいな方がいるとしたら、
三上:よく聞きます。低いってね。自己肯定感が低いからってね。
吉村:まず、それって要は何か多分自分の中で自分に対してジャッジがあって、自分の何かを否定してるから自己肯定感が低いって話だと思うんですよ。
自己肯定感をそういう人たちが上げるのが難しい。上げようと思ってるんだけど上がらないって言ってるときに、ゴールがどういう状態なのかっていうところ。
その人たちがなろうとしてる状態っていうのが、またどういう状態なのかっていうのによっても、それが自己肯定感が上がってるっていう状態が手に入るかどうかって結構変わってくると思うんですよね。
どうだろうな?三上さんから見て、自己肯定感が高そうだなっていうふうに見える人ってどんな感じの人ですか?
三上:自己肯定感が高い?とりあえず生き生きしてて、見た目。生き生きしててすごい自信があって、どんな意見に対してもズバッとパッと答える感じ、意味的に。明るい感じかな?
吉村:それって結果としてそういう状態になってるわけですよ。何かその人の内的な状態が、自己肯定感が低い人と違う内的な状態になってるから、結果生き生きしたりとか明晰になって何かあったらすぐズバッと返せるとかっていうようなことになってるんだと思うんですよね。
だからその中の状態がどうなってるかっていう、そこがはっきりしてないと多分表面的にその状態になろうとしても、中の状態が変わんないまま表面的にそれをやろうとしても嘘になっちゃうっていうかね、演技してるような感じになっちゃうから、だから多分うまくいかないんですよね。
三上:なるほど、外ばっかりになっちゃうとね。
吉村:自己肯定感が高いっていうのは、言葉どおりに言うと自分を肯定してるっていう話じゃないですか。
三上:はい。
吉村:自分を肯定するって言った時に多分多くの人がイメージするのは、私はすごいとか私は素晴らしいみたいな、そういうふうになってる状態が自分を肯定してる状態だっていうふうに多分とらえてるんじゃないかと思うんですよ。
三上:イメージ的に、はい、そうですね。あると思います。
吉村:それをやろうとするから多分うまくいかないんですね。だからその人の中では、「私はこういうところがダメで。」とか、「周りのあの人はすごい、それに引き換え私はここでダメで。」とかって言って自分にダメ出しをし続けてるわけですよ。自己肯定感が低い人たちっていうのは。
三上:うんうんうん。
吉村:自己肯定感が低い自分にダメ出しをしてるっていうのは何でかっていうと、こうあるべきっていうのがあって、そのこうあるべきに自分が同じになってないからだからダメだっていうふうにダメ出ししてるわけですよね。
三上:なるほど。
吉村:それで自分を否定するから、否定ってまさに肯定の反対だから自分を否定したら自己肯定感が下がっちゃいますね。まずその自己肯定感を上げたいって思った場合に、まっ先にやるべきことは自分を否定することをやめるべきなんですね。
三上:うーん、じゃあ受け入れる。
吉村:そう、受け入れることなんですよ。だから自分が例えばできてないことがあったとするじゃないですか、そのジャッジがあるというのはできてたらいいけどできてなかったらダメっていうのがジャッジですよね。
三上:うん、そうですね。
吉村:それをやるからできてない自分はダメっていうカテゴリーに入れるしかなくなっちゃうんですよ。今これできてませんってなったら、もう自分ダメなやつってダメ出しするしかないじゃないですか。
三上:はい。
吉村:そうすると自分にダメ出ししてるってことは否定してるわけだから、これで自己肯定感上げようはないんですよね。うん。
でもこれができてる人、できる人とできない人っていうのを見た場合、自己肯定感が低い人と自己肯定感が高い人が何か一つのことをやろうとした時に、それに成功したり達成したりする可能性が高いのは自己肯定感が低い人と高い人とどっちですかって言ったらどうですか?
三上:高い人。
吉村:ですよね。
三上:はい。
吉村:それはイメージ的にもそうだし実際にそうなんですよ。その自己肯定感が低い人っていうのは何かやろうとした時に失敗したり挫折したりしやすいんですよ。
何でかっていうと自己肯定感が低いってことはそれだけ氣力が落ちちゃうから、何かやろうって時にその低い氣力でそれをやろうとしたら失敗する確率が高いわけですよね。
三上:確かに。
吉村:自己肯定感が高い人は成功する確率が高いわけですよ。ここは確率論的に言っても自己肯定感が高い人の方が成功しやすいってなったら、成功したかしてないかで自分が良いか悪いかっていうジャッジをしてる場合、自己肯定感が低い人は確率的に言って失敗しやすいっていうことは結果的に失敗します、
そこでまた自分はダメなやつだっていうジャッジをすることで、自分に対する否定が増えていく一方になっちゃうんですね。そうするとこのループから抜けられなくなっちゃうんですよ。
三上:確かに。
吉村:これをこのジャッジを持ったまま自分を肯定しようってなったら、できてない自分を肯定しようがないんですよ。だってできてなかったらもうダメなんだから。っていうことはこのジャッジをやめないといけないんですね。
だからこれができたかできてないかで自分が良いか悪いか、正しいか間違ってるかっていう意味付けをするのはやめて、これをできてるかできてないかは今の状態を表してるだけ。
できてなかったら何ができてないのかっていうところを見つけて、そこを修正するなり補うなりすればできるってことじゃないですか。
だからできてない状態からできてる状態に持っていくには何が必要かってことを見つけ出して、それをやればできてる状態になるんですよ。ということは別にできてない状態っていうのはできてる状態になるための途中経過の中にいるだけだから、別に良くも悪くもないんですね。
三上:そうですね。
吉村:ここでいちいちジャッジをする人っていうのは何をやってるかって言ったら、朝起きて家を出ます。駅まで歩いて行きます。駅にまず行って電車に乗るのが目的だとするじゃないですか。
三上:はい。
吉村:玄関ガチャッと出た瞬間、まだ駅で電車乗ってないですよね。ということは「私、ダメだ。」って言ってるんですよ。
三上:まだ出て、歩いてもないのに。
吉村:駅に着いてないじゃないか、ダメじゃないかみたいな。
三上:なるほど。
吉村:そうすると体が重い、一歩踏み出すのもしんどいみたいな感じで、こんなダメな私が果たして駅にたどり着くことなんかできるのだろうかって。一歩前に出て、頑張って一歩前に出た。だけどまだ駅に着いてない。私はダメなんだってやってるんですよ。
三上:笑っちゃった。
吉村:だから本当におかしい話なんですよ。
三上:そうですね、考えてみるとね。
吉村:だから普通に冷静に考えたら、別に駅に行きたいんでしょって。じゃあ、まず歩きなよって話なんですよ。別に駅に今着いてなかったって、それは別に駅に着くまでは全部途中経過で駅に着いてないの当たり前じゃんって。
駅に着いて電車に乗ることが目的だったら、駅に着きました、電車に乗りました。でもこれで目的達成だけど、そこまでの間は全部ただ途中経過ですよね。
例えば駅に着きました、ちょっと遅れちゃったんで乗ろうと思ってた電車が行っちゃいましたってなっても、じゃあ本当の目的は何かって言ったら、本当は池袋のアニメイトに行きたかったんですってなったら別に次の電車乗って行ったっていいわけですよね。
三上:はい。
吉村:だから電車に乗ることが目的なんじゃなくて、池袋のアニメイトでこのグッズを買いたいって思ってたから、だから電車に乗ろうと思ってたんだよなってことを思い出せば、別に電車一本逃しちゃったところでそんなに大した話じゃないんだけど、でもそこでいちいちジャッジをする人は、電車逃しちゃった、終わりだみたいになるんですよ。
三上:分かりやすい。
吉村:でも電車を一本逃したからって世界は終わらないんですよ。
三上:確かに。終わらない、いっぱい来るから。
吉村:だから自己肯定感が低い人っていうのは、結局本当は何をしたいのかっていうところがよく分かんなくて、途中経過のところでいちいち色んなところでジャッジをしまくってるっていうことが起きてる可能性は非常に高いと思うんですね。
三上:なるほど、すごい分かりやすいお話でした。
吉村:自分はすごいとか自分は完璧だみたいなことを考えると、その度にかえって今自分はそうじゃないってところでまたジャッジすることになっちゃうから、そういう形で自己肯定感を上げようとしてもかえって逆効果なんですよね。
どっちかっていうと、できててもできてなくても別に今の自分はただそうであるっていうことを受け入れて、じゃあここから自分はどっちに行きたいのかっていうことを淡々とやっていくっていうことですよね。それで成功体験を積んでいけば、勝手に電車乗るの簡単じゃんってなるんですよね。
三上:なるほど。改めて皆さんにも自己肯定感って上げなきゃって思ってる方も多いと思うんですけど、まずは自分のこと受け入れてもらって、これからだって上がる可能性がたくさんあるってわけですから。
吉村:そうですね。今の自分の現状を受け入れてここからスタートっていうふうに思わないと、その先に進まないんですよね。
今はまだそうなってない、だからダメだっていうのをやってたら、いつまで経ってもそれよりもいい状態にはなりようがないから、
自己肯定感がどうしても上げられないんですよって人たちは、そういうサイクルにループにはまってないかっていうのを一回見直して、
もしそうなったとしたら、じゃあとりあえず現状はこうであるっていうことを受け入れて、そこから次何するかを考えようっていうのがお勧めですね。
三上:ありがとうございます。たくさんの方にもシェアしていただきたい内容かなと思いました。吉村さん、本日もありがとうございました。すごい分かりやすかったです。
吉村:ありがとうございます。
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