自分の行動を決められない、間違いを自分のせいにしたくないその心理とは。
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三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス、本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの
吉村:吉村竜児です。
三上:吉村さん、本日もよろしくお願いします。
吉村:よろしくお願いします。
三上:本日は、私が最近あったお話なんですけど、よくお友達と出かける際にですね、自分で決められないという方が結構多くて、私に決定権を委ねるというか本人のことなんですけど、私に聞いてくることが多くて、それってどういうことなんだろう。私は基本、自分のことは自分で決めたいタイプなので、どういうことなんだろうっていう感じでやり取りすることが多くてですね。
吉村:なるほどね。それって、行く店をどこにするかみたいな話なのか、全然もっと個人的な仕事を辞めようかどうか迷っているみたいな話なのかっていうのも、多少ちょっと違いがあるかなと。
三上:そうですね。お店とかではないんですよね。個人的に例えば、ゴルフしないって誘ったら、しようかどうかっていうのを決定権を私に投げてくるみたいな。とかこの人に会おうと思うんだけど、会おうかなとか。
吉村:なるほどね。それって結構、相談を受ける人の間でよく言われていることとしては、相談してくる人がそういう質問、相談してきたときって本人の中では答えは決まってるから、こっちが色々考えてアドバイスをしようとしてもあんまり効果がないっていうか、要はその人は自分の決定が正しいっていうことを確認したくて、他の人に聞いてるみたいなケース。
そうすると、その人が思ってるこうしたいっていうのと逆のことを言ったりすると、怒られちゃったりすることがあるみたいなね。だから、あんまりそういうのに真に受けて親身になりすぎないで、適当に聞き流すんでいいんじゃないみたいな話っていうのはよく言われてることかなと思うんですけど。
三上:うーん。でもそうですね、私も聞いて本人じゃないから分からないじゃないですか。会いたいと思うんだけどっていうふうに来たら、会いたいと思うんだったらその氣持ちでいいんじゃないみたいな。
吉村:対応としては、間違ってないっていうか、多分それでいいんだと思うんですよ。あんまり真剣にこう考えて、こうした方がいいんじゃないとかって言っても、多分その人は要は自分の中ではもう決まってるから、言われてもそれが合ってれば、やっぱり自分正しいんだって思うだけだし、違うこと言われたら、いやそんなことはないみたいな。今度はその人とのコミュニケーション、関係がぎくしゃくしちゃったりとかってことになりかねないっていう話で。
あともう一つは、多分そういう相談をよくしてくる人って、恐らくは自分の決断に自分で責任を取りたくないっていう心理が働いてる可能性があるなって思うんですよね。だから自分で選んだ場合、要はそれが上手くいこうがいくまいが自分の責任になっちゃうから、上手くいかなかったときに、私は悪くないっていう言い訳が言えなくなってしまうわけですよね。だから誰かに相談して、それでその人がいいんじゃないって言ったっていうのがあると、そうするとあの人がそうしたほうがいいって言ったけど、その通りにしたら上手くいかなかった。だから悪いのはあの人で私は悪くないっていう言い訳をしようとしてるっていうね。
これはもちろん、その人が意図的にもう頭の中で全部そこまで考えてわざとやってるってことじゃなくて、要は私は悪くないって一生懸命アピールしようとしてるそのブロックがあって、無意識の中のそういうね、例えば自分はいつも否定されてるとかっていうような無意識の思い込みがあるために、私は悪くないんだっていうアピールをしなきゃいけない状態になっちゃってるわけですよ。で、その時に自分で何か決断しなきゃいけないという場面になった時に、要は自分が悪かったのは自分、私のせいでこうなったっていう風になるリスクが発生しちゃうわけじゃないですか。だからそれを避けようとしてるんですよね。
三上:そういった場合、先ほど吉村さんが聞き流すじゃないですけど、すごい真剣になりすぎない方がいいよっていう話だったと思うんですけど、聞く側としてはこういう感じの対応で、今ふと良かったのかなとかって思う節があって、そういう感じでいいんですかね。
吉村:そうですね。だからクリアリングをするっていう選択肢がない場合は、多分それが最善じゃないかと思うんですよ。あんまり真剣に取り合ってしまうと、要はその人が例えば求めるような回答をしたとしても、その決断をした責任を押し付けられちゃってるってことになるから、それで上手くいかなかった場合に、あんたのせいだって思われちゃうってことですね、その人から。逆に多分それで上手くいった場合、その人はあの人がそういう風に言ってくれたから上手くいったんだとは思わなくて、やっぱり私の決断は正しかったって思うだけだから、あんまりその相談を受ける側にメリットがないですよね。
三上:そうですよね。で、ちょっと最近私も感じたので、うーんと思って。そうなんですよ。だからちょっと向かってる先というか、例えばですけど恋愛とかでも、例えばあのめぐみちゃんは可愛いからいいよねとか、そこで測るのは違うんじゃないかなって。本人の恋愛だから私と比べるのは違うんじゃないかなと思ったりするんですけど、それもなんか言えない。意見として言うべきではないな、その時はと思って。私の考えだから、素直に言ってたんですけど。難しいなって。
吉村:そういう時とかも、そんなことないと思うよとか、やんわりぼやかして、とにかく責任をなすりつけられないように、立ち回る方がいいんじゃないかと思うんですよ。クリアリングをするっていう選択肢がない場合はね。
三上:うんうん。
吉村:僕とかね、クリアリングをお仕事としている方たちからしたら、そういう相談があった時には、結局どういうブロックがあって、この人は今こういう状態になってるのかっていうのを見て、ブロックを探していくっていうことを、それをクリアリングしていくってことになるんで、そのためには、その相談そのものを解決しようとするより先に、なぜここでこの人は自分の決断の責任から逃れようとしてるのかっていう、そっちの方を見てブロックを探した方が、この人の問題を解決するのには近づくわけですよ。
三上:うん。
吉村:本当の問題の本質っていうのは、そこでどっちにしようか迷ってるっていうことよりも、どっちかっていうと、自分の責任を回避しようとしてるっていうそっちの方なんで、ブロックを探す場所っていうのは、そこがちょっとずれてて、本当に表面的にこの人が言ってるそれを真に受けて、そこの部分でブロックを探そうとすると、なかなか上手くいかない場合が多いんですよね。
三上:なるほどですね。でも彼女の話を聞くと、やっぱり恋愛に色んなストーリーの中で、色んな女の人に邪魔されたと。男性から付き合ってる人と別の女性がいて、自分より可愛かった。そういったところですごいトラウマがあったんじゃないかなっていう、エピソードの中であったんじゃないかな、それが積もってきたんじゃないかなっていう風に、ちょっと私は聞きながら感じてはいたんですけど。
吉村:なるほどね。
三上:なんか綺麗じゃないとダメとか、可愛くないとダメとか。
吉村:多分、その人の本当の問題はそこじゃないんだと思いますよ、本当はね。だって別に例えばね、恋愛の相手を顔だけで選んだ場合に、結構いざ付き合ってみたら全然性格が合わなかったとか、人間性にすごく問題がある人だったとかっていうことって、別に男女問わず、どちらにもあり得る話じゃないですか。
三上:あり得ますね。
吉村:だから、ある程度人生経験積んでくると、そういうルックスだけで深い関係になる相手を選ぶっていうことは、結構上手くいかないことが多いんだっていうことを、多くの人は学習すると思うんですよ。そこでその学習ができた人は多分結構自分にちゃんと合うパートナー、これは恋愛に限らずだと思うんですけど、友達とか趣味の仲間とか仕事仲間もそうだと思うんですけど、要はちゃんと信頼できる相手なのか、自分と何か共通の目的に向かって協力し合える人なのかとか、そういうところを見て相手を選んでいくわけじゃないですか。恋愛とか結婚に関しても、多分そっちでちゃんと選んだ方が後々上手くいくわけですよ。
三上:そうですね。
吉村:だけど、そこがまずだから、その人は人間のそういう部分をまずあまり見てなくて、表面的なルックスの部分だけで相手を選んでるっていう、その人がまずその段階にいるから相手もきっとそうだろうと思ってるわけですよね。
三上:なるほど。
吉村:結局その人がその段階にいるから、その人が引き寄せる周りの人たちっていうのもその段階の人が多くなっちゃうわけですよ。だから多分恋愛がその人が上手くいってないのって、まずその人がこの人と恋愛関係になりたいっていうふうに思って、ターゲティングする相手の段階で多分ずれてるんですよね。そもそもその人が希望している条件みたいなところがそもそもずれてるんですよ。
三上:うん。
吉村:だから、最初から狙ってる相手がずれてるところで上手くいかないっていうのは、いってみたら当然の話なんだけど、そこと向き合いたくないから、多分私のルックスが悪いからなんだというふうに理由を、一種の悪者探しをしてるわけですよね。
結局、他の女の人から邪魔されたせいで私の恋愛が上手くいかなかったんだっていうことで、これ私は悪くないと、あいつが悪いんだってやってるわけですよね。それって要は自分で決断するのを避けて人に相談してるのと同じ心理が働いてるんですよ。私の決断が悪いんじゃなくて、あの人がそうした方がいいって言ったから私はそれに従ってやっただけで、それで上手くいかなかったから悪いのは私じゃない、悪いのはあの人だっていう、やってる構図が全く一緒なんですよ。
三上:繋がりました。
吉村:だから、そこはそもそも悪者探しをしてるっていう時点で、もう何ていうのかな、多分何やっても上手くいくわけがないんですよね。
三上:そうですね。
吉村:だから、自分の責任で自分で選んでいくことがまずできるようになれば、私がこういう考えで、こういう基準でこれを選びましたっていうのがあって、上手くいかなかったら、自分のこういう考え方とかこの基準が上手くいかなかった原因だな、じゃあ次はこういうふうにそこを手直ししてもう一回チャレンジしてみようってことができるんですけど、そこを結局全部避けてるわけじゃないですか。人から、あの人に相談したらあの人がこう言った、私はそのようにしたかって、やった、上手くいかなかった、あの人が悪かったんだ、だからもうあの人にはもう相談しないみたいなね。それでまた次の相談する相手はもう次の悪者探しをしてるわけですよね。
三上:なるほど、いやすごいなんかきました、なるほどなって。
吉村:だから対応する側としては、要はなるべくその人に責任をなすりつけられないように上手くかわしていくっていう話になっちゃうんじゃないかなと思いますけどね。
三上:ありがとうございます。今日は私の相談でこの回終わりますけども。いやあ、でもやっぱりこう色々話してみないとね、あれですね、表面色んなちょっと一言っていうかこうエピソードをちゃんとしっかり伝えると、やっぱ見えてくるものがまた深くありがたいなって思います。
吉村:そうですね、なんかよく結構ね、なんかそういう相談業をしてる人の話とかをまた色々聞くと、その相談者の言うことを全部信じちゃダメっていう話がすごい出てくるんですよね。それは別にそのなんか全部疑えっていうわけでもないんですけど、結局その本人も別にわざと分かってて嘘ついてるわけじゃなくて、その人の中での認知がずれちゃってるからそうなってるわけで。
そこでその相談として出てくるものが、客観的な認知で語られてなくて、その人のずれた主観の中での認知でその相談が出てくるから、そこをその相談を受ける側が読み取って、この人が言ってることって本当にその通りなのかっていうところを見てくと、ずれてるのはここだなみたいなのが見えてくるって多分解決の糸口が見えてくると思うんですけど。
そこはその人が言ってることの表面的な言葉をそのままなぞって、そこを解決しようってなると、何をやっても上手くいかないっていう悪循環にハマっていってしまって、下手をすると自分もその人のストーリーに巻き込まれていってしまう可能性も出てきてしまうから、その辺はプロの人だったらそこを上手くその人の認知のずれを氣づかせてあげるような言葉がけをするとか、あるいは僕みたいにそこの原因になってるブロック探してクリアリングするとかっていうような色々なアプローチがあると思うんですけど。
そこはプロじゃない人、たまたま近くにいた人として関わるとしたら、なるべく自分がダメージを負わないように上手く距離感を調整するとか、いなしていくみたいなことをしたほうが安全なんじゃないかなっていう感じがしますよね。
三上:ありがとうございます。きっと私の周りというかリスナーの中にもそういう方いらっしゃると思うので、ちょっと参考にじゃないですけど、頭に入れていただきたいなと思いました。私はちょっと今日色々たくさん知ることができてよかったです。ありがとうございました。
吉村:ありがとうございました。
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