072.香りの効果

お香、アロマ、キャンドルなど香りに癒されたりしますよね。
香りと体の関係性について吉村さんにお話伺いました。

 

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三上:はい。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と氣功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、本日もよろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:はい。さあ、最近ですね。私、お香にはまってます。

吉村:うん。

三上:はい。色々なフレーバーがよく出てまして、瞑想しながら香りを楽しみながら、そんな時間もいいなっていうふうに過ごしてるんですが。今日のテーマは「香りの効果」を吉村さんに色々伺っていきたいなと思うんですが、普段吉村さんは香りを楽しんだり、そんなことしてますか。

吉村:ああ。そういうお香とかアロマに詳しい方たちのレベルでは全然そういうのは、そのレベルで取り入れてはいないですけど、例えばローズウォーターとかね。

三上:ああ。

吉村:スプレーでシュッとできるやつとか一応僕持ってて、お風呂上りにシュッとやると「ああ、リラックスするな。」みたいな感じだったりとか、その程度の感じでは使ってはいますね。

三上:あ、使ってらっしゃるんですよね。やっぱり、そうなんですよね。周りでも、きっと皆さんも一度はそういった香りを楽しむことをされてると思うんですけども。ミントとか「なんかすっきりするな。」で、フローラルだったら「柔らかい感じがするな。」とか、香りによって感じることも違ってくると思うんですけど。
やっぱり香りの効果っていうのは、多分昔から楽しまれていると思うんですよ、昔の方も。何かしら私たち人間、肉体の中でも魂の中でも感じるのかなあ?効果っていうのはあったりするんですかね。

吉村:ああ。専門的に研究されている方たちに聞いたほうがもっと詳しいことはお聞きできるとは思うんですけど、僕が知ってる範囲の中で考察すると、言ってみたら香りっていうのも一種の波動なわけですよ。

三上:香りも波動なんですね。

吉村:どういうことかっていうと、香りを感じるっていうのは、鼻の中にある香りを感じる神経が、空氣中にある細かい粒子ですよね。
例えば、バラだったらバラの花が発している成分が出ているわけですよね、空氣中に。その空氣中にある、バラから出てくる成分のような分子構造があるわけじゃないですか。その分子を鼻から取り入れて、鼻の中の神経と分子がピュッてくっつくわけですよ。
だから、要は神経が分子そのものを取り込んで、「この分子はこういう構造を持っていてこんな波長のものですよ。」っていうのを、電氣信号に変換して脳に伝えているわけですね。

三上:うんうん、ほう。

吉村:そうすることによって「あ、これはバラの香りがするな。」っていうのが分かるっていうのは、要はバラが発しているちっちゃな分子を神経がキャッチして受け取って、取り入れているってことなんですよね。
これは舌に、ベロに付いてる味蕾(みらい)っていう味を感じる器官が持っている神経が、食べ物とかの成分、これも分子を取り入れて、それをまた電氣信号に変換して脳に届けると、これが味として受け取ってて。
ていうその感覚器官が同じものを受け取っても、それを違う感覚で受け取ることで味だったり香りだったりとして受け取っているわけですよ。

三上:ああ。

吉村:なので、全部言ってみたら何かしらの分子をキャッチして、それを信号に変換するってことを、味と香りっていうのはやっているわけですね。

三上:うーん。

吉村:はい。これは感覚の分類でいうと、体感覚の一種に分類されるわけですよね。だから例えば、肌で触れるとかっていう感覚なんかも体感覚なんですけど。
心理学の分類でいうと、目から映像として情報を多く取り入れる人、それから耳から音とか言語として情報を多く取り入れる人、あとそれ以外の体感覚から情報を多く取り入れる人たちっていうのがいて。
体感覚が優位な人たちっていうのは、居心地の良さみたいなところで物事を感じて、良い悪いの選別をしたりとかしているんですけど、そういう体感覚優位の人たちは、味とか香りに敏感だったりするんですよ。

三上:そうなんですね。

吉村:はい。なので、結局やってることは分子が持っている波動を取り入れて電氣信号に変換してる。で、脳で処理しているってことが起きているんですけど。
言ってみたら特定の色の組み合わせを見ることで、心地良さを感じるっていうのも目から光の波動を受け取って、それを電氣信号に変換して脳で処理しているっていうところとか。心地良い音楽を聴いて、それを鼓膜で振動を電氣信号に変換して脳で取り入れるっていうことをやってるのと、言ってみたら同じようなことをやっているわけですよね。
だから、香りとかも波動なので、その人が持っている元々の性質と合うかどうかで、その人の体とかね。マインドが持っている性質に合うかどうかで、心地良さっていうのは変わってくるでしょうし。
あとは、例えば腐った食べ物の臭いとかっていうのを不快に感じるっていうのは、腐った食べ物を食べたら病氣になっちゃう具合悪くなる可能性が高いから、これは良くないものだぞっていうことを教えてくれるために、これは不快な臭いって分類されているわけですよね。

三上:はいはい。

吉村:だからそれに対して、いい香りっていうふうに分類されるものっていうのは、何かしら体とか心が喜ぶ波動を持っているから、それをいい香りっていうふうに捉えているわけですよ。

三上:ああ、そうですよね。なるほどですね。本来の、そのままの私たちが感じることなんですね。

吉村:そうですね。だから、色んな感覚器官から絶えず色んな情報が入ってきて、それを僕らは五感として受け取って、言ってみたら外の世界とコミュニケーションをとりながら生きているわけですよ。
体という箱の中に入って生きてるわけですけど、外側の世界とのコミュニケーションのとり方っていうのが、実は五感を通した色んな刺激であって、その中の香りっていうのも結構重要なところを占めているわけですよね。

三上:ふーん。なるほどですね。ちなみに、お香だと、吉村さん。日本だけじゃなくて、お寺とか色んな世界の結構アジアが多いのかな、利用されている方多いじゃないですか。それは何か理由があるんですか、お香の文化というか。

吉村:例えば、仏教とかで使われるっていう場合は、仏教って瞑想とかしたりするわけじゃないですか。座禅をしたりとか。

三上:はいはい。

吉村:だから、そういうような精神的な変性意識になるとかっていうのを助けてくれるような、香りみたいなのがもしかしたらある。そういう役割で使われているのかもしれないし。

三上:うーん。

吉村:あとは例えば、これもどこまで本当か分からないですけど。中世のヨーロッパだと、結構衛生の部分があんまり進んでいなかったので、結構皆さんあんまり体をきれいにしてないと臭ってきちゃうから、それをごまかすために香水の文化が発達したんだ、みたいな話とかも聞いたことがあるので。
そういう普通に生活してて、人が生まれて生きて死んでいくみたいなサイクルの中で、言ってみたら不快な臭いが出てくることもあるわけですよね。その不快な臭いをカバーするために香水とかお香みたいな文化が発達したっていう側面もきっとあるでしょうし。
だからそこってそういう面もあるし、あとは「この香り嗅いでると氣持ちが穏やかになるよね。」とか「リラックスして深い瞑想ができるよね。」みたいなところから「じゃあこれ使ってみようか。」とか「こういうのと組み合わせたらどうだろうか。」とかっていうので文化が発展していったりとかっていう、その両方の側面があっての歴史なんじゃないかなっていう感じはしますけどね。

三上:はあ、なるほどですね。ちょっと後で私、お香の文化をググってみたいと思います(笑)。

吉村:(笑)だから、結局何かしらそれが快とか不快っていう形で僕らが刺激を捉えるっていうのは、何かしらやっぱりそこの波動に対して自分が「この波動好きだな。」とか、「これ取り入れたいな。」と思うか、「ちょっとこれ嫌だから離れよう。」と思うかみたいなところっていうのは関係してるとは思うので。
大きなくくりでいうと全部波動の話っていうところになるから、そういう意味では精神性みたいなところと直結しているんじゃないかなっていうのがあるんですよね。

三上:面白いですね。色んなものに波動とか関わってくる。分子の話とか。いやあ、全然考えてもみなかったことが今日聞けました(笑)。

吉村:そうですか(笑)。

三上:そうですよね。人によって好きな匂いってやっぱり違いますもんね。

吉村:そうですね。

三上:ねー、はい。いやあ、なんかすごいいい話でした、今日も。勉強になりました。後でちょっと香りの、お香の文化を調べてみたいと思います(笑)。

吉村:(笑)ぜひぜひ。その辺僕にも教えてください。

三上:はい、後で報告させていただきます。後ほど。

吉村:ありがとうございます。

三上:本日も楽しい時間を吉村さん、ありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。