053. 怒る、叱る!

叱るつもりなのに、感情的に自分のイライラや怒りをぶつけたりしていませんか?相手の為を思い伝えるにはどうしたらいいか伺いました。

 

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三上:皆さん、こんにちは。こころメンテナンス。本日もアシスタント三上恵と、氣功ヒーラーの、

吉村:吉村竜児です。

三上:はい。吉村さん、よろしくお願いします。

吉村:よろしくお願いします。

三上:今日はですね。私も日頃息子に、叱るつもりが怒っている事が多々あります。
ということでテーマ、似てるようで似ていない「怒る・𠮟る」を取り上げていこうかなと思います。

吉村:はい。

三上:𠮟っているつもりなんですけど、あとで私、反省して息子に「ママ、怒り過ぎました。𠮟り過ぎました」って反省を本人にちょっと時間を置いて伝えるんですけども。

吉村:はい。優しいですね。

三上:いえいえ。自分でも氣付いて「ああ」って反省することもあるんですが、若干似ているようで似ていないと思うんですが、吉村さんご自身はどう思われますか?怒る・叱る。

吉村:怒るっていうのは、感情の話じゃないですか。怒りの感情を外に発しているのが怒っている状態なわけですけど、𠮟るっていうのは、別に感情を伴わなくても「これは駄目だよ」って言うことを伝える事が出来るわけですよね。

三上:そうですよね。

吉村:だから、「これは駄目だよ」って事を伝えるっていう事が目的だった場合、怒りの感情が伴っていないほうが受け取り手はそれを受け取って理解しやすい筈なんですよ。

三上:そうですよね(笑)。

吉村:(笑)はい。だから、勿論怒りながら𠮟るっていう事も出来るわけですけど、
𠮟る時に怒ってない方が伝わり易いから、本来の目的が「これは駄目だよ」って事を伝えて、相手の人にその行動を改めてもらうみたいな事をする為には、怒らないで𠮟ったほうが良いって話になる訳ですね。

三上:なるほどですね。私の場合は、大人に対して周りに対しては冷静で、言い方を変えて伝えることは出来んですけども、どうしても子供となると、そういうふうにいかないんですけども。私の相談になるんですが(笑)。

吉村:ああ、はいはい。いや、よく分かります。それはなんでかって言うと、子供は知性とか理解力がまだそんなに育っていない状態で、こっちは「これは駄目なんだよ」って事を伝えなきゃいけないじゃないですか。
だから、そこのコミュニケーションが難しいっていうのが一つあるわけですよね。
相手がちゃんと受け取れる、分かって行動を改める事が出来る様な伝え方をする為には、結構テクニックみたいなものが必要になって来るって事なんですよね。

三上:うーん。

吉村:だから、その時に叱るっていうのは、ある意味一種の恫喝(どうかつ)に近い、相手に脅しをかけて「駄目だよ」ってことを伝えるっていうような手段になるわけですよね。
だから、叱るっていうような、要するに恫喝しなくても相手がちゃんと理解が出来て
「これは良くないから、こっちの方が良いんだ」とかっていうふうに考えや行動を改めることが出来るんだったら冷静にコミュニケーションをとって言って聞かせるのか、
兎に角相手がすんなり理解出来るような声掛けをするっていう事が可能だったらそっちの方が望ましいわけじゃないですか。
やっぱり恫喝されたら、人はビクッとしちゃうわけで。

三上:そうですよね。

吉村:それがまた、次の問題の原因に繋がっちゃう可能性だってあるわけですよ。
そうなると、やっぱりテクニック的なものを使ってもっとスムーズに伝えるっていうような事が出来ればそれでいいわけですけど、
受け取り手の方の子供がどの位の理解力を持っているのか?とか、どの位の知性でこれを処理できているのか?っていうのもこれもまた個人差が凄いあるわけですよね。

三上:うーん。

吉村:発達の段階だって、子供の時の発達の仕方って日々違ってくるから。

三上:そうですよね。

吉村:それに細かく対応しなければ、本当の意味で受け取り手が一番受け取り易いかたちで伝えるっていうような事だって、なかなか難しい話になって来るので、結構それが難しいから専門家みたいな人達がいて日々研究をしてたりするわけですよね。

三上:なるほど。そうですよね。色々有りますもんね。教材というか、色々アドバイスの情報とかも流れてますもんね。

吉村:そうですね。だから、そういう意味では「僕らが親になりました」っていう時とかって、いってみたら別に親業の為の研修とか受けずになっちゃうケースが殆どじゃないですか?

三上:そうですよね(笑)。

吉村:(笑)だから、分かんないところで手探りでやっていかなきゃいけないっていうところが凄いい難しいわけで、
そういう時こそ、それこそ今だったら情報がいっぱいあるので、ネットで検索するとかすると結構有益なうまい声掛けの仕方みたいなとかっていうのも探せると思うんですよね。
だから、昔だったら本を買って勉強するとかしかなかったかも知れないですけど、今は沢山情報があるからその分あまり有効じゃない思い込みで書かれたようなものとかも出て来ちゃうと思うんで、
色々な情報を先ず自分で目の前に並べてみて、どれが効果的だろうかみたいな、試してみるみたいな事もやってみながら自分で
「この子の、この発達具合だったらこの声掛けが良いのかな?」みたいな、試しながら探り探りやっていくみたいな話になるんじゃないかな?とは思うんですよね。

三上:そうですよね。毎回やってても、子供も成長してるから毎回同じことが成立しないというか(笑)。

吉村:そうですね。そうそうそう。後は、もう一つとしては自分が怒っちゃってるって事は、怒りの感情が出てるって事はそこにジャッジが起きているから怒りの感情が出ているわけですよね。

三上:うーん。ですよね。

吉村:なので、ここはここでまた別に取り扱って、自分の中のジャッジを減らしていく事で「この子の為にこれは正した方が良い」っていうのは頭では分かってるけど、
その事に対して怒りの感情が出ているわけではないって状態にもっていければ、多分もっと冷静に判断して自分の言葉だったりとか態度だったりを選べると思うんですよ。

三上:そうですよね。何か良い方法とかあります?深呼吸するとか(笑)。

吉村:ああ、勿論それはね、頭にバッて血が上ってカチンとなってる状態だったら、先ずはその状態で喋んないほうが良いわけですよ。

三上:ああ。やっぱりそうですよね(笑)。

吉村:(笑)そこは一回深呼吸するとかしてある程度時間を置けば、怒りのマックスな状態って多分そんなに長くは続かない筈だから、数秒間先ずはちょっと深呼吸して心を落ち着かせてから、ちゃんと「こうなんだよ」ってことを筋道立てて伝えていくって事。
後はやっぱり「自分がこのことを許せないから怒っている」という態度ではなくて、「あなたの為にこれは良くないんですよ。だから、あなたが幸せになる為にはこういう選択をした方が良いと思いますよ」っていうことを伝えるという、
こっちがそういう姿勢だったら、多分論理的に理解出来てなくてもその氣持ちは伝わると思うんですよね。

三上:うんうん。そうですよね。

吉村:だから、ちゃんと「あなたのことを思っているって、あなたの為にこっちの行動はこういうふうにした方が良いです」っていうのを「私は真面目に真剣にあなたに伝えているんです」っていう、
その在り方とか態度とか、そういうところで伝えていくっていうようなことの方が、バンと怒って「あ〜あ」っていうよりも全然効果は高いだろうなっていう感じですよね。

三上:いや、今日からスタートしたいと思います(笑)。

吉村:クリアリングをするっていう選択肢がある場合は、
お子さんも何かブロックが有って、その問題行動を引き起こしているって場合もあるので、
そこのブロックをクリアリングしていくことでその問題行動が改善していくってことはあり得るとは思いますよ。

三上:うーん。なるほどですね。お子さん、そしてお母さんにも色々なブロックがあって、クリアリングする事でお互い良い関係により近づいていくっていう事もあることで。

吉村:そうですね。

三上:子育て以外でもこれから新生活に向けて色々な事と関わって来るじゃないですか。
教えられる方も教える方もきっと有ると思うんですよ、こういう事って。だから、皆さんも身近で改めて感情が上がった時に一旦ちょっと冷静になって頂きたいなっていうふうに思いますね。

吉村:そうですね。だから、対子供のコミュニケーションに限らず、人間同士の関わりで何か問題が起きるのって、結局お互いが持っているブロック同士がぶつかる事で、
「これは許せない」とか「こうするべきだ」とか、結局「べき」「ねば」「ならない」のジャッジ同士がぶつかって起きてる事なんで、それは相手が子供でも同じような事が起きてるっていう事ですよね。

三上:そうですよね。いやあ、今日も改めて学びました(笑)。

吉村:(笑)よかったです。

三上:吉村さん、本日もありがとうございました。

吉村:ありがとうございました。